10日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比57円00銭(0.19%)高の2万9562円93銭で取引を終えています。
1990年8月2日以来、約30年半ぶりの高値となりました。国内の機関投資家の利益確定売りが乏しいことが株高を招きやすくなっているようです。中長期的な先高観の強さからこれまで買い遅れていた海外勢などが下値で買いを入れ、大引けにかけて値を挙げています。
2020年4~12月期の決算発表で製造業を中心とした国内企業の業績改善が顕著になるなか、新型コロナウイルスのワクチン接種開始による経済活動の活性化、財政政策を支えに業績の先行きにも楽観的な見方が広がりました。
トヨタ自動車が、2021年3月期連結決算(国際会計基準)の業績予想を上方修正の発表を行い、売上高は昨年11月時点の予想よりも5000億円多い26兆5000億円、最終利益は1兆4200億円から1兆9000億円に引き上げ、株価が一段高となったのも心理的な支えになったようです。
日経平均は前日までの急伸の反動で下落する場面もりましたが、下がったところではすかさず買いが入り持ち直しています。日本国内でもいよいよ新型コロナのワクチン接種が始まろうとしていますが、米国株と比べると全体的にまだ出遅れているとされる日本株の見直しにつながるとみる向きもあるようで、日本はあす祝日で休場となりますが、一段の上昇に備える投資家は少なくなかったようです。
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