『ニュー・シネマ・パラダイス』@NHK総合
12月
29日
映画監督として成功をおさめた「サルバトーレ」(ジャック・ペラン)のもとに、老いた「アルフレード」(フィリップ・ベラン)の死の知らせが届きます。彼の脳裏に、「トト」と呼ばれた少年時代や多くの時間を過ごした「パラダイス座」、映写技師「アルフレード」との友情が甦ってきます。
シチリアの小さな村の映画館を舞台に、映画に魅せられた「サルバトーレ」の少年から中年に至るまでの人生を3人の役者が演じています。
ローマで映画監督として成功し、中年となった「トト=サルヴァトーレ」は、「アルフレード」の葬儀に出席するため、年老いた母の待つ故郷の村に帰えります。そこで彼は「新パラダイス座」がすでに閉館し、建物の解体も近いことを知る。「サルヴァトーレ」は「アルフレード」が彼に遺した形見のフィルムを渡されます。
1989年のアカデミー外国語映画賞やカンヌ映画祭審査員特別グランプリなど各国で賞賛を浴び、<エンニオ・モリコーネ>の音楽が印象に残る、<ジュゼッペ・トルナトーレ>監督作品です。