『ソワレ』@<外山文治>監督
8月
24日
<豊原功補>(54)、<小泉今日子>(54)、<外山文治>(39)らが立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回プロデュース作品です。
俳優を目指して上京した「翔太」は、俳優では芽が出ずに今ではオレオレ詐欺に加担してなんとか食い扶持をつないでいます。ある夏、「翔太」は故郷の和歌山にある高齢者施設で演劇を教えることになり、その施設で働く「タカラ」と出会います。
数日後、祭りに誘うために「タカラ」の家を訪れた「翔太」が目撃したのは、刑務所帰りの父親から激しい暴行を受ける「タカラ」の姿でした。とっさに止めに入る「翔太」、それを庇う「タカラ」の手が血に染まる。逃げ場のない現実に絶望し佇む「タカラ」を見つめる「翔太」は、やがてその手を取って夏のざわめきの中に駆け出していきます。こうして、二人の「かけおち」とも呼べる逃避行の旅が始まります。