<グーグルロゴ>(192)「ムビラを称えて」
5月
21日
「ムビラ」とは、古くから、催事や儀式の際に、演奏されてきましたジンバブエのショナ族に伝わる伝統楽器で、いくつもの金属歯からなる楽器で、指で弾いて演奏をします。基本的には、中央部が低い音、左右の端にいくほど高い音になるという構造です。
その音色は美しく、独特の音階をもちいた演奏は、神秘的で、現在のオルゴールの原型となったとも言われる楽器です。そのルーツは3000年ほど前に遡り、最初は竹を用いて作られていたそうです。
現在の金属製のものについては、1300年ほど前には存在していたことが確認されています。楽器は、伝統的なアフリカの調律をもとに作られており、西洋音楽の「ドレミファソラシド」ではありません。
1980年代に、「ジンバブエのライオン」の愛称でも知られるミュージシャン<トーマス・マプフーモ>さんが「ムビラ」の独特な楽曲のフレーズをギターに持ち込みました。これにより、一気に「ムビラ」が世界に知られるようになり、様々な音楽シーンで使われるようになりました。