『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』公開延期
5月
17日
本作は、デビューから50年余、81歳にして今もなお現役の写真家として最先端で撮り続け、2019年には写真界のノーベル賞とも言われる「ハッセルブラッド国際写真賞」を受賞するなど、世界で最も人気のある日本人写真家として知られる<森山大道>(1938年10月10日生まれ)を追ったドキュメンタリー映画です。
「ストリートスナップの帝王」、世界的ファッションブランドからコラボを求められる「スタイリッシュな巨匠」、若い世代からも絶大な支持を集める“写真界最大の「スーパースター」と様々な顔を持ちながらも、その撮影手法や普段の生活などはこれまで謎に包まれてきました。
そんな<森山大道>の写真の魅力に迫るため、映画は1968年に出版され、幻の作品集として半ば伝説となっている<森山大道>の<寺山修司>の文章にてのデビュー写真集『にっぽん劇場写真帖』(1978年・室町書房刊)を復刊するプロジェクトに密着します。
また今回、本作にも出演しており、<森山>と縁の深い造本家<町口覚>が手がけたポスタービジュアルが解禁となっています。眩い光の中でカメラを構える<森山>と、極端な陰影が強烈な印象をもたらす<森山>の代表『三沢の犬』。撮るものと撮られるものとが対峙するダイナミックなレイアウトと共に、多彩なフォントを用いたアクロバティックな文字組で構成されたデザインとなっています。