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- 『THE FAREWEL/フェアウェル』@<ルル・ワン>監督
映画『THE FAREWELL』が邦題『フェアウェル』として、2020年春に日本で公開されることが決定しています。
本作は2019年7月に全米わずか4館で公開されると、驚異的な成績をたたき出し口コミ効果で最終的に891館で上映された話題作。アカデミー賞本命ともいわれる本作は、家族の絆を愉快に、そして温かく描いたヒューマンドラマで、監督は<ルル・ワン>が務めています。
主人公の「ビリー・ワン」(オークワフィナ)は物書きになることを夢見て日々奮闘していましたが、グッゲンハイム・フェローから選外になったという通知が来て落胆していた。そんな折、「ビリー」は両親から長春で暮らす「ナイナイ」(ビリーの祖母)が末期の肺がんで余命幾ばくもないという事実を知らされます。両親は医者と結託してその事実を「ナイナイ」(チャオ・シューチェン )に知られないように努めており、彼女には「良性腫瘍が見つかった」と嘘の説明をしていました。
「ナイナイ」の親戚たちは「ハオハオ」(ビリーの従兄)が中国で結婚式を挙げることを口実に一堂に会することにし、「ナイナイ」と最後の思い出を作ることにします。両親は「ビリー」が「ナイナイ」に真実を告げるのではないかと思い、彼女にニューヨークに留まるよう言いつけましたが、「ビリー」は言いつけに背いて長春へと向かいます。「ビリー」は両親と口論になりかけたが、「ナイナイ」に真実を伝えないと確約することで事なきを得ます。そうは言ったものの、長春滞在中、「ビリー」は「ナイナイ」に嘘をつき続けるのは不誠実なのではないか」と悩み続けることになります。
本作は苦悩する「ビリー」の姿を通して、東洋と西洋という二つの世界を跨いで生きるとはどういうことなのかを描き出していきます。
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