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「太陽風」観測@探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」

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探査機「パーカー・ソーラー・プ... 探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」の想像図(画像:NASA)
米航空宇宙局(NASA)の探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が昨年8月12日の打ち上げ後、太陽に2回接近して観測した成果が、英科学誌『ネイチャー』電子版に発表されています。太陽から吹き出す「太陽風」と呼ばれる電離したガスの流れには高速と低速の2種類ありますが、低速の太陽風は赤道近くの小さい「コロナホール」から吹き出していることが分かっています。

太陽は水素の核融合で熱く燃え、本体(光球)は約6000度ですが、上層のコロナはガスの対流と磁場の相互作用で約100万度の高温となり、明るく輝いています。コロナホールは暗い穴のように見える部分で、太陽の南北両極付近にある大きなコロナホールからは高速太陽風が吹き出すことが知られていました。

太陽風の電離ガスは電子や水素イオン(陽子)などで構成され、コロナホールから外に向かう磁力線に沿って吹き出しています。接近観測では、磁力線が数秒から数分間、S字状に大きく蛇行する現象も観測されています。太陽に約3200万キロまで接近すると、太陽風の吹き出す方向に太陽の自転の影響が観測されました。

探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」は楕円(だえん)軌道を回っており、太陽に計24回接近する計画です。接近距離は探査史上最も短く、コロナが高温となり、太陽風が吹き出す詳細な仕組みの解明が期待されています。

磁場が強い黒点付近で「フレア」と呼ばれる爆発が起きると、大量の電離ガスや高エネルギー粒子、放射線が放出され、全地球測位システム(GPS)や無線通信・放送、航空機乗務員の被ばく線量などに影響することがあります。観測成果はこうした影響を評価する「宇宙天気予報」の精度向上にもつながると期待されています。
#ブログ #宇宙 #探査機 #太陽 #コロナ #フレア

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