富雄丸山古墳で見つかった「斜縁神獣鏡」の破片(画像:奈良市教育委員会)
奈良市にある国内最大の円墳・富雄丸山古墳(4世紀後半、直径約109メートル)の墳頂部から、中国製の「斜縁神獣鏡」の破片が出土したと28日、奈良市教育委員会が発表しています。
「斜縁神獣鏡」は、<卑弥呼>の鏡とされる三角縁神獣鏡のモデルと考えられています。古墳の立地や規模、副葬品などから担当者は「大和政権内の有力人物だった可能性が高い」とみています。
奈良市教育委員会によりますと、鏡の破片は、過去に発掘された埋葬施設周辺を市民が発掘中に発見。長さ約3センチで、仙人とみられる模様の一部と突起が付いていました。日本では近畿地方を中心に45面見つかっていますが、同じ鋳型で造られた兄弟鏡はないといいます。
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