未完成のまま火山灰に埋もれた、古代ローマの都市ポンペイの壮大な温泉遺跡が25日、観光客に初めて一般公開されています 西暦79年にベズビオ火山の噴火による火砕流に埋もれた大理石の柱やブロックは、放置された当時の状態で並んでいます。
ポンペイの発掘調査チイームは、ポンペイの温泉施設はローマにある皇帝<ネロ>の温泉をまねたものだと述べ、大理石の湯船が置かれ、より広く明るくなる計画だったと説明しています。
この温泉遺跡「セントラル・バス」がある一帯は、ポンペイ遺跡を保護するために2012年に始まった「グレート・ポンペイ・プロジェクト」を通じて復元されました。このプロジェクトは、2000年前の古代ローマの剣闘士たちが住んでいた建物「剣闘士の家」が崩壊し、歴史遺産の管理をめぐり世界中で非難の声が巻き起こったことをきっかけに立ち上げられました。
建物がひしめき合っていたポンペイで、これほどゆったりとした部屋がある大きな建物が見つかるのは珍しく、壮大な雰囲気を醸し出している温泉施設だそうで、ポンペイ初期の公衆温泉施設はこれよりも小さく、暗く、混雑することが多かったが、新たに建設されていたこの温泉が完成していれば、奴隷を除く余裕のある市民が誰でも楽しめる、より豪華な施設だったとみられています。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ