古代エジプトの木製のひつぎ30個が発掘@エジプト考古省
10月
23日
古代エジプト第22王朝(紀元前10世紀頃)時代のものですが、保存状態は良好といいます
エジプト考古最高評議会の事務局長は、ナイル川西岸の墓地遺跡(ネクロポリス)、アルアサシーフで見つかった30個のひつぎについて、深さわずか1メートルの地中に2層になって埋められていたと、記者会見で説明。男性、女性、子ども用のものがあり、高位の神官一族のものとみられるといいます。19世紀に行われた発掘で同地は王族の墓とされていましたが、今回の発掘によって神官たちも埋葬されていたことが明らかになっています。
ひつぎは約3000年前のものにもかかわらず、黒、緑、赤、黄色などの顔料で描かれた装飾のヘビや鳥、ハスの花、象形文字がはっきりと見える。一方、封印された子ども用のひつぎ1個については、装飾が施されておらず、未完成の状態だったとか。