準絶滅危惧種のチョウ「ゴマシジミ」@竜飛岬
9月
15日
<工藤>さんは「1992年に竜飛岬に風車が設置されて以降、風の強さや風向きが変わり、「ゴマシジミ」が卵を産む食草「ナガボノシロワレモコウ」が消滅した」と背景を分析。「今後、生物と自然エネルギーが共存できる環境づくりを考えていく必要がある」と訴えました。
「ゴマシジミ」は面白い生態を持ち、三齢幼虫までは「ナガボノシロワレモコウ」の花を食べますが、大きくなるとクシケアリによって巣に運ばれます。巣に入った幼虫は、体から出る甘い液体をアリに与える一方で、アリの幼虫や蛹を食べて育ちます。
成長した幼虫はアリの巣の中で越冬し、翌年の7月中旬頃に成虫となります。アリは成虫になると同時に襲いかかってくるため、巣の出口や外で蛹になり、成虫となった途端に巣から逃げるように飛び出します。
投稿日 2019-09-15 10:39
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投稿日 2019-09-15 10:44
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