<グーグルロゴ>(139)「セザリア・エヴォラ生誕78周年」
8月
27日
「モルナの女王」とも称されるカーボベルデを代表する国民的歌手です。「モルナ」は、カーボベルデ独自の音楽スタイルで、ポルトガルをはじめ、ブラジル、アフリカの音楽の影響を受けました。サンバのようでありながら、様々なジャンルが入り混じった独特なスタイルの音楽です。熱情的な印象を受けながらも、哀愁的な曲調が特徴です。
16歳の頃から、稼ぎを得るために、港町の酒場で歌うようになります。特にカーボベルデを代表する音楽「モルナ」の歌唱で評判を呼びました。
1975年に、カーボベルデはポルトガルから独立します。独立したのは良かったのですが、独立したばかりで、国の政権は安定せず、植民地時代に賑わっていたバーや酒場も軒並み閉店されていきます。その時に、彼女は、歌で稼いでいくのは無理だと判断し、歌手としての活動を辞めてしまいます。
10年後、カーボベルデの独立10周年を祝うためのアルバム制作に参加することで、活動を再開。その活動が、音楽プロデューサーの目に留まります。
1988年に「La Diva Aux Pieds Nus:裸足の歌姫」のアルバムを発表。47歳での遅咲きのデビューでした。ステージでは、靴なしで歌っていたことから、このタイトルが名付けられました。
その後もレコードを出し続け、1992年のアルバム「Miss Perfumado」に収められた「Sodade」が大ヒット。世界的に知られる歌手となりました。
2003年に発表したアルバム「Voz D’Amor」では、グラミー賞の「最優秀コンテンポラリー・ワールドミュージック・アルバム賞」を受賞しています.