「障害者読書環境整備推進法(読書バリアフリー法)」成立
6月
22日
目や手足の障害や識字障害があると、紙の本や雑誌に印刷された文字を読むのが難しい。そうした人も利用しやすい音声や点字の図書などを増やそうと、障害者団体の要請を受け超党派で議員立法の法案を取りまとめました。
同法は「すべての国民が障害の有無に関わらず読書を通じて文字文化を楽しめる社会の実現」を目的に提示。国と自治体に障害者の読書環境を整備する責務を定めています。
具体的には、国が基本計画を作り、出版社、障害者団体、国会図書館などと協議会を設けて施策を進めます。出版社が書籍の電子データを点字図書館や障害者個人に提供する取り組みの促進や、図書館が録音図書や電子書籍などの所蔵を増やすことも盛り込もれています