< 上がいすゞ「エルガデュオ」、下が「日野ブルーリボン ハイブリッド連節バス」
(画像:いすゞ自動車/日野自動車) >
いすゞ自動車と日野自動車は、共同で開発した国産初のハイブリッド 連節バス をそれぞれ発売しました。両社が共同出資したジェイ・バス宇都宮事業所(宇都宮市)で製造する車両を、いすゞは「エルガデュオ」、日野は「日野ブルーリボン ハイブリッド連節バス」として販売します。
連節バスは、2台以上の車体が幌などでつながっているバスのこと。2019年5月現在、日本で走っているのは全長18mから19mほどの2連節車です(海外では3連節も見られる)。国土交通省の「連節バス導入ガイドライン」によると、通常の大型路線バスと比べて約1.5倍の輸送力を持つことから、通勤・通学時の混雑解消などを目的に導入されているといいます。
とはいえ、これまで現行の国産モデルがなかったため、事業者はメルセデス・ベンツやスカニア(スウェーデン)、ボルボといった輸入車の連節バスを導入していました。そうしたなかで国産の新型を開発した背景を、日野自動車は次のように述べています。
「いすゞと日野は、商用車メーカーの社会的責務として、ドライバー不足や環境問題といった社会課題の解決に向けて取り組んでいます。こうしたなか、国内の道路事情などを踏まえた国産の連節バスへのニーズも高く、早期の実用化を目指して2017年より共同開発を進めてまいりました」(日野自動車)
今回開発された連節バスは全長およそ18m(1万7990mm)、車幅およそ2.5m(2495mm)で、定員は120名(仕様により変動)です。日野によると、「国内の道路事情に合わせたサイズ」とのこと。また、普段いすゞや日野の路線バスを使っている事業者やドライバーにとっては、それと同じような操作系で、アフターサービスも同じ販売会社が提供する点などが強みだといいます。
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