残念でした<藤田菜七子>(15)@初G1「第36回フェブラリーステークス」5着
2月
17日
JRA所属の女性騎手として初めてG1に騎乗した<藤田菜七子>。初めてコンビを組んだ「コパノキッキング」はDr.コパこと<小林祥晃>氏の持ち馬。前哨戦の根岸Sを含む4連勝中で、人気の一角となり4番人気でした。14頭立ての11番枠からスタートした「コパノキッキング」は最後方を進み、最後の直線で末脚を伸ばしましたが、勝った1番人気の「インティ」(武豊騎手騎乗)に及ばず、5着に終わっています。
勝てば、女性騎手初のG1制覇となるのはもちろん、G1初騎乗でのVは<熊沢重文>(88年オークス=コスモドリーム)、<江田照男>(91年天皇賞・秋=プレクラスニー)以来28年ぶり史上3人目の快挙でしたが、勝利ならず。それでも400人を超える徹夜組が正門前に列をつくるなど、数々の女性騎手記録を塗り替えてきたヒロインがJRA今年最初のG1を大いに盛り上げたレースになりました。
ちなみに、JRAの平地のG1で女性騎手が騎乗したのは、1990年11月25日第10回ジャパンカップで「ファントムプリーズ」に騎乗14着だった<ジュリー・クローン>(米国)以来29年ぶり2人目になります。障害レースでは、2002年12月21日(中山10R)の第125回中山大障害で「ギルデッドエージ」に騎乗した<ロシェル・ロケット>(ニュージーランド)が勝利しています。