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『万引き家族』@第71回カンヌ国際映画祭「パルムドール」受賞

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フランス南部で開催されていた 「第71回カンヌ国際映画祭」 の授賞式が19日夜(日本時間20日未明)に行われ、コンペティション部門に日本から出品された<是枝裕和>監督(55)の長編14作目となる最新作『万引き家族』(6月8日公開)が最高賞「パルムドール」を受賞しています。日本作品としては、1954年の<衣笠貞之>助監督『地獄門』、1980年の<黒澤明>監督『影武者』、<今村昌平>監督の1983年『楢山節考』、1997年『うなぎ』に続く21年ぶり5作品目の快挙となりました。

受賞作品『万引き家族』は家族の在り方を問い続けてきた<是枝>監督が、東京の下町を舞台に万引で生活費を稼ぐ一家を描きました。息子・祥太<城桧吏>と協力して万引を重ねる父・治を<リリー・フランキー>(54)、その妻・信代を<安藤サクラ>(32)、信代の妹・亜紀を<松岡茉優>(23)、家族の“定収入”として年金をアテにされる祖母・初枝を<樹木希林>(75)が演じています。

<是枝>監督のカンヌ映画祭参加は7回目、コンペティション部門出品は 『海街diary』以来3年ぶり5回目。2004年の『誰も知らない』は当時14歳の<柳楽優弥>が男優賞、2013年の『そして父になる』は審査員賞。今回、ついに頂点に輝やきました。

日本映画のコンペ部門への複数出品は5年ぶりとなりましたが、新鋭<濱口竜介>監督(39)の最新作『寝ても覚めても』(9月1日公開)の受賞はなりませんでした。
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