右上から左下に流れえるような枝物の配置は、【嵯峨御流】を多く見ているせいでしょうか、妙に落ち着きのある姿で、安心して拝花できる形態です。 前回の <佐々木房甫> 先生のときに太陽光線の具合いで随分と印象が違うのを、改めて感じましたが、今回も拝花する視点と、写真の構図との微妙な違いが気になりました。 中心に色物の小花を配置、全体の要としての役割を果たしているのが、よくわかる構成でした。