《 雅羅・/・〝紫陽花様の花〟❖ ’24-179 ❖ 》

ボタンクサギ(牡丹臭木)  シソ科(Lamiaceae)
学名:Clerodendrum bungei Steud.
別名:ベニバナクサギ、ヒマラヤクサギ

〚 〝里山緑地に見える低木〟泉の森(バス停脇)2024/6/16  〛
ボタンクサギ(牡丹臭木);6月木花ⅩⅧ
広く栽培されている園芸種だが、暖地で野生化していると聞く。
泉の森の木が、野生か否かはわからない。葉はクサギと同じような臭いがする。
樹高1~2mの落葉低木。小枝は類円柱形、皮目がある。
葉は対生、単葉で葉柄は長さ4~17㎝、若葉は褐色の軟毛があるが後に無毛になる。
葉身は卵形~広卵形、長さ8~20㎝、幅5~15㎝、紙質。
葉裏はわずかに腺軟毛があるかほぼ無毛、基部近くに数個の盾状腺がある。
葉表は少し軟毛があり、基部は心形、鋸歯縁、先は尖鋭形~鋭形、側脈は4~6対。
花序は頂生し、頂平の直径約10㎝の頭状集散花序に密に花をつける。
苞は披針形で長さ約3㎝、早落生。萼は緑色で鐘形。
萼筒は長さ2~6㎜、有毛、数個の盾状腺がある。萼歯は長さ1~3㎜三角形。
花冠はピンク色、赤色、紫色。花冠筒部は長さ2~3㎝。
花冠裂片は5個、卵形、長さ5~8㎜。雄蕊と花柱は花冠から突き出る。
最近、開花は6月下旬頃と早まっている。
クサギと名付く様に枝や葉を傷つけると悪臭がするが、若葉は山菜にて食する。
又、花自体は良い香りがする。
要約すると、ボタンクサギ(牡丹臭木)は、半耐寒性落葉低木。
葉は、花穂と同じ位大きく、対生して付く。
花は、小さな濃桃色の五弁花を多数集合させ、手鞠形(半球状)。
小花の花冠は高杯形で花先が五裂し、それぞれがやや反り返り気味。
小花は、蕾の頃は紅色で、開花すると薄紅色(桃色)となる。
花冠から4本の雄蕊と1本の雌蕊が突き出す。
花穂はボタン(牡丹)に似。芳香があるが、枝や葉に独特の臭気がある。
木花名の由来。庭木にも使われている。

「令和陸年(皇紀2684年)6月27日、記」
#ブログ

ワオ!と言っているユーザー

×
  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ