《襍草・/・古往今来30》甘野老。

《襍草・/・古往今来30》甘野...

森(里山)を散策してるとあちこちに地味に咲いてる。
自然の営み、植物の健気さ。これ等から元気・活力を頂く。
アマドコロ(甘野老) クサスギカズラ科(Asparagaceae)
学名:Polygonatum odoratum (Mill.) Druce var. pluriflorum (Miq.) Ohwi
(以前は、ユリ科にぞくしていたが、クサスギカズラ科に変更された)
別名: イズイ(萎ずい)

良く似た花にホウチャクソウ、マルバオウセイ、葉に斑が入るフイリアマドコロ、
花の大きいオオアマドコロ、ワニグチソウ がある。
ナルコユリやオオナルコユリもよく似ている。
ナルコユリは茎が丸いが、アマドコロは、茎が稜角(四角っぽい)。
茎高30-80cm位までなる。葉は互生、長楕円状披針形で長さ5-15cm、幅2~5cm。
両面毛はなく裏面は粉白を帯びる。花は葉脇に1-2個つく。
花筒は白色で長さ15-20mm、先は緑色を帯び、裂片の先端に突起がある。
花糸に細突起がある。液果は径10mmほどの球形で黒紫色に熟す。
自然分布;北海道・本州・四国・九州 (日本固有種)

若い茎はゆででおひたしやマヨネーズ和えとして料理する。根茎に甘味がある。
似た種にホウチャクソウやヒメイズイなどの有毒植物があるので注意を要する。
名前の由来、和名は根茎がトコロ(ヤマノイモ科)に似て、甘味があることから。

4月30日誌「大和市泉の森4/27」
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《襍草・/・古往今来29》笹葉銀蘭!?!

銀蘭に間違いなさそうだが! ひ... 銀蘭に間違いなさそうだが! ひょっとして細葉の笹葉銀蘭??

定点觀察している泉の森に出向いた(4/27)。
目的は、銀蘭を探すこと。
前年、目印を何方かが作っておいてくれたお陰で直ぐに見つかる。
昨年は、枯れかけた茎しか見れなかった。時期が遅かった。
今年は時間的に余裕もあり早くから見に出かけられた。
スッキリと立つ姿、開花には少し早いが確認出来た。
凛々しい姿にちょっと感動!!
開花を予測して数日後に又来ようと、帰宅した。


4月29日誌「大和市泉の森4/27」

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《襍草樹・/・古往今来28》横浜山手界隈Ⅱ。

画像1 画像1
画像2 画像2

昔を思いながら歩いていると、小さな花壇があった。
地元の方々が植え、手入れをされておられるのだろう。
ここの景観に合わせえらばれた花々か。
数種類みえたが、オオアマナ(大甘菜;画像1)を久し振りに見た。
園芸店では、オーニソガラム ウンベラ-ツムと表示??
何故に横文字名称で売るのか??
花壇の説明でも日本語名が記載されていないのは??

オオアマナ(大甘菜) ユリ科 (Liliaceae)
学名:Ornithogalum umbellatum
別名; たいりんおおあまな(大輪大甘菜)、
オーニソガラム ウンベラツム、Sleepydick, star of Bethlehem

自然植生:原産地 ヨーロッパ南部
球根で有毒だが、この球根をかつては焼いて食用にしたとメモにあった。


ツリガネスイセン(釣鐘水仙;画像2) ユリ科 (Liliaceae)
学名:Hyacinthoides hispanica (=Scilla campanulata, S.hispanica)
別名: ヒアシンソイデス・ヒスパニカ、シラー・カンパニュラータ、
    シラー・ヒスパニカ、
    Spanish bluebell(スパニッシュブルーベル。青色品種)

漢名では、聚鈴花(シュレイカ,julinghua)とか藍鐘花(ランショウカ,lanzhonghua)
などと呼ばれる。
趣ある漢名だが、昨今の某国は、!??!

横文字が広がって、和言葉表現が薄れているのは、大いに問題だ。
皆さん日本語表現を大切にしよう。  



4月28日誌「横浜山下町周辺4/26」
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《襍草樹・/・古往今来27》横浜山手界隈Ⅰ。

むらさきかたばみか?(画像1) むらさきかたばみか?(画像1)
ベニバナトキワマンサク(画像2... ベニバナトキワマンサク(画像2)
ヒメツルソバ(画像3) ヒメツルソバ(画像3)

街路地を歩いているとムラサキカタバミと思える花を見た(画像1)。
イモカタバミのようにも見えるが??やっぱりムラサキカタバミと!?!
むらさきかたばみ(紫片喰) カタバミ科
学名:Oxalis corymbosa

閑静な山の手住宅地、生垣にベニバナトキワマンサクが楚々と顔を見せた。
周辺環境とピッタリとあっているおしゃれって感じ(画像2)。
べにばなときわまんさく(紅花常葉満作) マンサク科
学名:Loropetalum chinese var. rubra

壁のように少し盛り土をして紅花常葉満作が植えられていた。
隣家の垣根の下にはヒメツルソバが一面に咲き始めて(画像3)。
ひめつるそば(姫蔓蕎麦) タデ科
学名:Persicaria capitata

この界隈は、懐かしくも好きなところだ。


4月27日誌「横浜山下町周辺4/26」
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《襍草・/・古往今来26》しらん!!

紫蘭が沢山咲いていた!!横浜の... 紫蘭が沢山咲いていた!!横浜の港・山下公園南側駐車場上。
この場所が整備されて以来、自転... この場所が整備されて以来、自転車の待ち合わせ場所としている。
モダンな公園の眺め モダンな公園の眺め


シラン・ しらん(紫蘭)    ラン科(Orchidaceae)
学名:Bletilla striata (Thunb. ex Murray) Rchb. f. f. striata  
鮮やかな赤紫色の花、眺めていると西洋から到来した園芸種と思ってしまう!?!
が、実は本州中部以西に分布する国産の野生のランだ。
栽培の歴史も古く、万葉集にも「蕙」で登場してる。
だが野生としては・・・準絶滅危惧 (NT)に指定されてる??
野生、自生地をなんとか出来ないか!?!

4月26日誌「横浜山下町周辺4/26」
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《襍草・/・古往今来25》射干

《襍草・/・古往今来25》射干

シャガ(射干・著莪・胡蝶花とも書かれる) アヤメ科(Iridaceae)
学名:Iris japonica Thunb.

多年草で林下に群生する。最近は、あちこちで見かける。
葉は常緑(深緑色)、光沢ありやや肉質、長さは30-60cm、幅2-3cm。
根茎は長く這っており長い走出枝を出す。
4-5月に高さ30-70cmの花茎が立ち上方で分枝、多数の花をつける。
花は径5cm内外でほぼ白色。ふつう3倍体で果実はできない。
自然分布; 本州・四国・九州・中国

林床に咲く故、時として落葉等と共に「楽しさ!!」を醸し出す。

4月25日誌「泉の森4/19」
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《襍草・/・古往今来24》春竜胆

《襍草・/・古往今来24》春竜...

ハルリンドウ(春竜胆) リンドウ科(Gentianaceae)
学名:Gentiana thunbergii

よく似た花「フデリンドウ」は高地の草原等に見られるが、
ハルリンドウは低地の湿原や湿った草地などに生える。

箱根の湿生花園で綺麗な姿を見たことがあったが、
地元の里山でみれるとは、、、!!
今年は、箱根に出向けないのでラッキーであった。
華麗な色合いだ。



4月24日誌「泉の森4/19」
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《襍草・/・古往今来23》一人静

《襍草・/・古往今来23》一人...


[f:id:redhupa:20140427210855j:image]
ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科(Chloranthaceae)
学名:Chloranthus japonicus
別名: ヨシノシズカ(吉野静)、まゆはきそう(眉掃草)
【「静」とは、静御前を意味するらしい】
北海道~九州の山地の林内に生える。
茎は叢生し、紫褐色で数個の節があり、高さ20~30cm。
茎頂に4個の葉が輪生状に対生、葉が開く前に長さ3cmほどの穂状花序を1個頂生する。
花は1個の雄しべが3分岐、外側2個の花糸の基部に葯がつき、葯隔は白色糸状。
果実は核果、淡緑色、長さ2.5~3mmの広卵形。

定点觀察してる場所脇に、それこそ静かに咲いていた。
4月23日誌「泉の森4/19」
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《襍草・/・古往今来22》菫Ⅱ

《襍草・/・古往今来22》菫Ⅱ


菫の種類を特定するのは???
里山・森何処に行っても大方、見かける。
画像は、「立壺菫(たちつぼすみれ)」では、なかろうか??

タチツボスミレ(立壺菫・立坪菫)  スミレ科(Violaceae)
学名:Viola grypoceras A. Gray var. grypoceras

ハート形の葉が特徴的。
低地や山地に生えるもっともふつうに見えるスミレ。
地下茎は短く横たわり、やや木化する。
茎は数本そう生して分枝し、果期には30cmになる。
葉はハート形または扁心形で低い鋸歯がある。
花は、6~10cmで根生ならびに茎上に出て淡紫色の花を咲かせる。
自然分布
北海道・本州・四国・九州・琉球/朝鮮(南部)・中国(中部・台湾)。

写真の撮り方だが、ちょっとスリムに!?!


4月22日誌「ハ菅山4/19」
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《襍草・/・古往今来21》菫Ⅰ

《襍草・/・古往今来21》菫Ⅰ


春爛漫って感じになってきた。
里山の森にも色々な花が咲き出しす。
中でも同属多種で、なおかつ分かりづらい「スミレ種」
画像は、「丸葉菫(まるばすみれ)」では、なかろうか??
マルバスミレ   スミレ科(Violaceae)
学名:Viola keiskei Miq.

スミレは、単に種を表すスミレ類の総称
世界には、400種あまり、日本にも56種もある。
花のあとに出る夏葉はぐんと大きい。
スミレ科の植物は種類によって、生育範囲がほぼ決まっているらしい。
自然分布;南千島・北海道・本州・四国・九州/朝鮮・中国・シベリア(東部)

丘陵地、山地にはえる。地下茎は短く、葉は柔らかく円心形。
花柄は高さ5-10cmで、大きく白色の花を咲かし、唇弁には紫条が入る。
全体に毛がない。一方、毛があるものをケマルバスミレという。


4月21日誌「泉の森4/13」
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