白花フジバカマ、マルバフジバカマ、ヒヨドリバナ、サワヒヨドリ、ヨツバヒヨドリと酷似。
秋の七草の一つ。中国原産で万葉時代に渡来と解説書にある。
河原等に自生するが、護岸工事で絶滅が危惧されている。
ヒヨドリバナと似るが、葉の形状で識別できるともあるが、稀に全く同じ葉形のものが見受けられる。
よくよく觀察すると、葉にヒヨドリバナにみられるような腺点がないので区別できる。
絶滅危惧ランク、準絶滅危惧 (NT)
藤袴・・[中国名]白头婆 bai tou po
栽培種の花色は藤色だが、野生のものはほとんどが白色である。
古くは「蘭草」と呼ばれ、乾燥させると芳香があり衣料の薫蔵に使われた。
茎に赤みが差すようなものは本当のフジバカマではなく、雑種か園芸品種。
「野辺揺らす花火のごとく藤袴」(作者不明)