今年の東京箱根間往復大学駅伝競走、色々な意味でより関心を持った。
「青山学院大学」
どことなく「おっとりとした」雰囲気の大学だ!?!
「たのしかった」と選手が、言ってのけていた。
大学の校風そのもの、ッて感じ。
「マラソンをダメにした駅伝」??と言われるが、
大会の結果を見ると、逆ではないかって思う。
長距離でのスピードと持久力、ロードでの走り方の方向性がみえた気がする。
「新人類」こんな言葉が以前あったが、競技者の感覚としてみるとあたっていると思える。
昨今の色々なスポーツで同様な「楽しい」といった表現、素晴らしいことだ。
今の若者には、評論家の存在って「外野的な参考意見」程度かもしれない。
何処の分野もソウだが、指導者は、教え子の能力を引き出す役目。
陸上長距離競走選手の低迷、などと後ろ向きな評論はもうやめてほしい。
前向きに選手個々人は、苦悩しながらも前を見ている様に思えるのだ。
往路・箱根の山登りを如何に捉えるか、以前より関心があった。
山登りに秀でた人材が見えてきた。
長距離陸上競走を既存の概念だけに留める必要はないって思うのだ。
今年も箱根で素晴らしい記録がでた。
こうした選手の出現をプラス思考で、真摯に駅伝を見るべきではなかろうか!?!
そして、各自の適性なトレーニング方法の模索もしてみるべきだろう。
それにしても青山学院大学の神野大地選手の走りは、素晴らしかった。
身体能力を大事に、より向上させられれば幸ってねがって止まない。
既存の大会が、不要論的話題になっている??
前向きに効用論をも検討しより良き方向へ進んで貰いたい。
駅伝選手総てが、マラソンを目指しているわけでもあるまい。
ましてや、燃え尽きランナーの存在は全体像からしてみればなんら不思議はない。
学生時代を駅伝に費やし、そこから得たものは、計り知れないと思うから。
今の学生ランナーの走りを前向きに評価したい。
駅伝創始者「金栗四三翁」が存命であったらきっと喜ばれたに違いない。
2015年1月3日誌「東京箱根間往復大学駅伝競走(2)」