“里山の今・・・眩しい野の花!!”《森羅・/・万象19-42》

ハクチョウソウ(白蝶草) アカバナ科(Onagraceae) 
学名:Gaura lindheimeri Engelm. et A.Gray
Oenothera lindheimeri (Engelm. et A. Gray) W. L. Wagner et Hoch
別名: ヤマモモソウ(山桃草、中国名)、ガウラ

《時節・_・襍感⇔“観察の花々3+1^^)!?!”》
ハクチョウソウ(白蝶草);
拙宅で見るサギソウ、鳥の鷺を想わせる事で名前が付いたと資料にある。
この白蝶草は、字のごとく鳥ではなく蝶の羽根を広げた姿から付いた名前に由。
穂状に咲く小花が風にそよぐ姿は、白い蝶が群れ飛び舞う優しい風情感がある。
ハクチョウソウの4弁、雄蕊が長くたれ下がる姿は、まさに蝶のように映る。
学名は以前はヤマモモソウ属(ガウラ属の)Gaura lindheimeriとされていた。
現在はマツヨイグサ属の中のgenus Oenothera sect. Gaura に入れられ、
Oenothera lindheimeri.。和名はヤマモモソウだが、普通ハクチョウソウと呼ばれる。
明治時代に渡来、観賞用に栽培、花がピンク色等、園芸品種は、多数、葉に斑入りもある。
根茎があり茎高100㎝位、茎には短毛があり直立し多数の分枝を持つ。
葉は無柄、基部でロゼット状になるものもある由、茎葉は互生する。
葉身は細かい毛があり披針形で縁に粗い鋸歯がある。花壇等での景観植物になる。
観賞用に栽培されたのが、G・リンドハイメリ(Gaura lindheimeri)であった由。
白色の花弁だが、古くなるとピンク色になり、妖艶に映る。

「2019/05/16ふれあいの森」


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“里山の今・・・樹々の花!!”《森羅・/・万象19-41》

ハクチョウゲ(白丁花) アカネ科(Rubiaceae)
学名:Serissa japonica (=S. foetida) Thunb.
別名: リクゲツセツ(六月雪・中国での呼び名)

《時節・_・襍感⇔“観察の花々3^^)!?!”》
ハクチョウゲ(白丁花);
よく生垣に利用されおなじみの園芸樹。ハクチョウは「白鳥」ではなく「白丁」。
葉の形が チョウジ(丁子) の葉に似てる事で命名、革質で光沢があり長楕円形の葉。
高さ100cm位の常緑小低木。細い枝を分枝して横に広がり若枝は黒紫色で短毛がある。
葉脇に出る短い枝先に1-2個白色で裏側が淡紅紫色で、花冠が漏斗状の花を付ける。
中国原産で日本では沖縄・九州長崎県に自生がみられるが、絶滅危惧ⅠB類 (EN) 。
『花壇地錦抄』(1695)巻三「冬木之分」に、「白頭花(はくてうげ) 木通夏初中。
花白クちいさし。葉ハつげの如ク、から白丁花ハ花八重にて見事」とある。
英名では、June snowと言うらしい。西欧での季節感、づれが、わかって楽しい。

「2019/05/15泉の森」
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“里山の今・・・控えめな野の花!!”《森羅・/・万象19-40》

ギシギシ(羊蹄) タデ科(Polygonaceae) 
学名:Rumex japonicus
「羊蹄」と書いて「ギシギシ」と読む。穂を擦ると「ギシギシ」と音がすると言う説があり。
春から秋まで花を咲かせ、大型で成長力の強い野草(茎高60〜100cm)。
近似のナガバギシギシは葉縁が細かく波打つ。
アレチギシギシ、エゾノギシギシやコギシギシは果実の形で違いがある。

《時節・_・襍感⇔“観察の花々2^^)!?!”》
植物相と言う意味で俗に云われる「雑草」とて野草に変わりない。
それ以上に雑草と言われる野草に実益がある^^)。自然界は公平か!!
道端や公園のすみっこに生えてる『ギシギシ』も役立つ野草だ。
この草の茎って酸っぱい、子供達が、噛んで見たりして遊んだ、と資料にあった。
根っこは朝鮮人参のようで、実は『羊蹄(ようてい)』という漢方薬。
根っこの汁は皮膚病に効き、やさしい下剤としても使われた由。
太い根を掘り集め、洗って小さく刻むと断面はキレイな黄色。
これをコトコト煮てそのまま染めると鮮やかな黄色に染まり、灰汁を通すと橙色。
鉄媒染すると渋いグレイに染まる。科学では出せない深~い神秘的な色になる。
絹糸の光沢と染め色で銀色に輝く。雑草等と言えまい。なんと“上品”な色香。
「2019/05/06泉の森」


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“里山の今・・・魅せる野の花!!”《森羅・/・万象19-39》

コナスビ(小茄子) サクラソウ科(Primulaceae)
学名:Lysimachia japonica
庭の隅や道端、草原に普通に見られる。茎に軟毛があり、地面を這って四方に広がる。
葉は対生、広卵形。春に葉脇に直径5~7㎜の黄花を付る。萼は5裂、花弁の間からのぞく。
テイカカズラ(定家葛) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Trachelospermum asiaticum (Siebold et Zucc.) Nakai
別名・別読み: マサキノカズラ(柾葛)
暖地に見る常緑低木。茎から根を伸ばし、他の樹木や岩に絡み付く。
白花は、芳香を持つ、先が深く5裂した合弁花。

《時節・_・襍感⇔“「令和」観察の花々1^^)!?!”》
神奈川県のへそといえる「ふれあいの森、泉の森」周辺は、植物相が厚くなった。
調整池を囲むように整備が進むと同時進行で自然環境もできつつある。
この周辺は、かつては、谷戸田がならび、稲作が行われていた土地であった。
流域の都市化が急速に進み、雨水の流入量が多くなり水害が多発していた。
昭和57(1982)年に、貯水池の機能をもたせ調整池が出来た。
調整・治水機能を備え、湿地の特性・周辺樹林地と一体となす水辺空間が見れる今。
そんな所の一部を改良工事、近くのキンラン・ギンランが心配だったが、無事だった。
自然界は、強固だね。「令和元年」にして植物観察も新たに記録し直そうと思う。
1982(昭和57)年「泉の森」整備が始まった。県内公園中でも植物相は、濃い方だ。

「2019/05/06泉の森」





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“歴史・継ぐ形!?!”《襍観・/・凡声19-5》

小さな社だが、春めき観え、天皇即位を静かに見守っているやに映る。
東北の素朴だが、感光ある光景。
子供の日に拉致を考えさせられた。

《時節・_・襍感⇔“やぶにらみ^^)3+1・・令和、事始めは、改憲を!?!”》
新しい時代が始まり、心新たに身を引き締め、日々、若きを以って進みたい!!
改元されて、1週間。ゴールデンウイークも終わり平常の生活に戻るか。
新たなる時代、“つやあるように美しく”“やわらぐ”「令和」と言う元号。
明治・大正・昭和・平成と移り変わってこんにちに至っているのだが、
往古より日本国史の根底に、今で言う民主主義的感、が朗々と流れていまいか。
*      *      *
聖徳太子制定と伝える日本最初の成文法「十七条憲法」。
『日本書紀』推古天皇12年(604)4月戊辰(つちのえたつ)条に、初めて全文が登場する。
ここにいう憲法は、近代国家のそれと違い、遵守すべき道徳的規範に近いと言われている。
第一条に;
「一曰。以和為貴。無忤為宗。人皆有黨。亦少達者。是以或不順君父。乍違于隣里。
然上和下睦。諧於論事。則事理自通。何事不成。」(原文)
一(ひとつ)に曰(い)はく、和(やわらか)なるを以(もち)て貴(とうと)しとし、
忤(さから)ふること無(な)きを宗(むね)とせよ。
人(ひと)皆(みな)党(たむら)あれど、亦(また)達(さと)る者(ひと)少(すくな)し。
是(ここ)を以て、或(あるい)は君(きみ)父(かぞ)に順(したが)はず、
乍(また)隣里(さととなり)に違(たが)ふ。
然(しか)れども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、
事(こと)を論(あげつら)ふに諧(かな)ふときは、
事理(こと)自(おの)づからに通(かよ)ひ、何事(なにごと)か成(な)らざらむ。

最初の文言「和を以(もち)て貴(とうと)し」。。。上に立つ者の心構えか!!
詳細なる解釈はさておき、近代の「文明開化」と謳われる明治以降の日本、
「帝国」と称されたのだが、西欧で言う「帝国」の内容とは、少々異にする。
近隣諸国を拝しても、日本は、独特の精神・国民性があると思って止まない。
現憲法が、制定施行されて70年余り、社会環境、国際情勢も大きく変化した。
而して、我が国は敗戦の下、戦勝国側の意向が強い憲法で始まったを思い起こすべきだ。
現状・現況にそぐわないものを日本人みずからが見直す、復興、自立表明すべきだ。
党利党略を繰り返している現国会審議に情けなく思うは、偏見ではないだろう。
公平とか公正等と現野党議員の面々は云われるが、他人に厳しく己に甘い??
被権力者側、少々の違法は許される??自由の履き違いが垣間見られる。
国としての安全保障をもっともっと真摯に議論して欲しい。雑言ではあるまいに。
憲法下にある皇室典範、この度の天皇譲位、即位を拝して見ると問題山積と映る。
天皇をはじめとする皇室・皇族の方々に全き自由があるとは思えない。
裕仁天皇、明仁天皇と戦後の安寧に余りあるご尽力願った、忘れてはいけない。
即位された徳仁天皇の下での「憲法問題」は、火急の検討事項は言うまでも無いだろう。
しかしながら、その前にある現況、近隣諸国との外交問題処理も急務だ。
更に消費増税問題は、深刻な問題である。個人的には5%に戻して欲しく思う。
そしてそして、、、拉致被害者救出は、待ったなしのことではないか。
昨年の「もりかけ」問題で見せた尽力??を拉致問題にも、と国会議員に要望したい。
国の尊厳、威厳を諸外国に見せていただきたい。切なる願いである。

「2019/05/憲法記念日~こどもの日」






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“香り継ぐ!?!”《襍観・/・凡声19-3+1》

令和を名乗るにふさわしい綺麗な花!!

《時節・_・襍感⇔“やぶにらみ^^)3・・・令和おめでとうございます!?!”》
新しい時代が始まり、心新たに身を引き締めたい。日々、若きを以って進みたい!!

「令」“つやあるように美しく”、「和」“やわらぐ”、、、かような感覚を覚える元号。

*      *      *
個人的なことだが、昭和~平成、そして始まる令和時代、我が主眼は「自然への憧憬」。
昭和時代の「自然保護」、桜のテングス病対策で始まった「鎌倉の自然をまもる会」。
未だ自然保護という概念が日本では確立していなかった頃の事象。
「自然保護」という言葉を提唱されたのは、当時の横浜国大の宮脇 昭博士。
そして「鎌倉の自然をまもる会」の会長は、酒井恒博士であった。
酒井先生は、蟹研究の世界的権威、昭和天皇のご学友でもおられた。
昭和天皇との共同研究成果(発見)で世に紹介された新発見種の蟹。
分類にサカイラ属が新設され、新種の蟹学名に「天皇」と表記された。
和名の「相模おさちら蟹」学名:Sakaira Imperial、感慨深い。年頭にも記したが。
自然環境保全を訴え、精力的に提案した「鎌倉市民」と言うタウン誌。
地域の歴史的環境を守りたいと開発に再考を求めた市井の人々。
そして古都を、伝統由緒ある環境保全を提示した「全国歴史的風土保存連盟」
地道な活動をされた原 実、安田三郎、地権者天野久彌、3氏を思い出す。
歴史的環境保全から町並み保全へと保全の輪はひろがった。
神奈川県政史の中で内山岩太郎知事の姿勢は、環境保全の先駆者と言えよう。
昭和30年代から40年代は、環境保全の節目の時代と思える。
同時に国の安全保障での歴史的事象が判明しつつある現在だが、
裕仁天皇、明仁天皇と戦後の安寧にご尽力願った事への感謝は忘れてはなるまい。
今般即位された徳仁天皇のより良き行動に供せるべく法整備を検討すべきだろう。
近隣諸国との種々の問題も含め、国の基本を考え改善を検討すべき「憲法問題」
憲法9条の条項ばかりが取り沙汰されるが、全体に見直す事を希望して止まない。
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“楚々と・・・清々しく魅せる野の花!!”《森羅・/・万象19-38》

ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科(Chloranthaceae)
学名:Chloranthus japonicus
別名: ヨシノシズカ(吉野静)
キンラン(金蘭)   ラン科(Orchidaceae)
学名:Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
ギンラン(銀蘭)   ラン科(Orchidaceae)
学名:Cephalanthera erecta (Thunb. ex Murray) Blume
落ち葉の中から沢山のキンラン・ギンランが入り混じってっ茎を立てていた。
(ちょっと見づらいが)
ハンショウヅル(半鐘蔓) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis japonica Thunb.
シロバナノハンショウヅル(白花の半鐘蔓) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis williamsii
(シロバナは、珍しい)
ヤマフジ(山藤) マメ科(Fabaceae)
学名:Wisteria brachybotrys Sieb. et Zucc.
(野生種か園芸種かは不明)


《時節・_・襍感⇔“自然に帰る野の花たち、里山・景観^^)!?!”》
神奈川県のへそといえる様な場所にある「厚木飛行場(米軍厚木基地)。
滑走路から数百メートル、地上から飛行機のパイロットが視認できる場所。
そんなところに「ふれあいの森、泉の森」がある。引地川の原点でもある。
かつては、引地川沿いの谷戸だった。1982年(昭和57年)に調整池を整備し、
周囲を公園とした。40年近い時間で以って今や立派な自然環境ができつつある。
両親は、この公園内に色々な植物を移植したようだ。潜在植生に合わせて。
僕が、実際に観察し始めて10年余りになるが、年々、野草が増えている。
自然は、頑強と痛感する。先年来、里山の一部が大規模工事をしていた。
その周辺は、ヒトリシズカ、キンラン・ギンランそしてマヤランの宝庫である。
工事者の踏み固めで表土はかなり傷んだと思い、今年の開花は??と思っていた。
里山全体でキンラン・ギンランは、広がりを見せており他所で観察しようと思っていた!
ところが、2週間ほど前に立ち寄って見ると、みごとに茎を伸ばしているではないか!
驚きを以って眺める以上に嬉しかった。工事で土筆は、姿を消してしまったが。。。
3日ほど前、曇天の中、薄暗い里山にキンラン・ギンランを拝しに参った。
今日は、今上陛下「退位礼正殿の儀」そして「お言葉」があった。
謹んで今迄の陛下ご夫妻行幸に感謝し、爾後、少しお楽にお過ごし頂きたいと存じます。
「平成」から「令和」へと様変わりするのを祝っているやに映った金蘭・銀蘭。
激動の「平成時代」を踏まえて「より良い令和時代」に向かう、と希して止まない。
vale Dicere "HEISEI" !!  平成最後の散歩・・・!!
「2019/04/20~27泉の森」
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“平成の香り!!”《森羅・/・万象19-37》

花菜ガーデンエントランス
大島山桜か??
サトザクラ(里桜・紫桜) バラ科(Rosaceae)
学名:Cerasus lannesiana 'purpurea'
別名: 楊貴妃
若木・・・それ故可愛い!!
チューリップを中心にお花畑 !!
マグノリア ’エリザベス‘ モクレン科(Magnoliaceae)
オウゴンカシワ ブナ科(Fagaceae)
学名:Quercus aliena 'Lutea'
オウゴンカシワ・拡大画 
出猩々(デショウジョウ・イロハモミジ園芸種)
学名:Acer palmatum 'Deshoujo'
オオモミジ‘待宵’(園芸種)
学名:Acer amoenum’Matsuyoi'
ハナモモ(花桃・源平) バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus persica ‘genpei’ 
「おかめ桜」
淡い紅色の一重咲き。花が下を向いているのが特徴。すっきりとしてるが、実に瀟洒。
4年前、2015年3月22日に伊東市池で出逢った“おかめ桜”の咲き始め。

《時節・_・襍感⇔“新しい植物公園・景観^^)!?!”》
神奈川県西部より平塚市の田園に2010(平成22)年3月、興味深い植物公園が創設された。
“花と緑のふれあいセンター・花菜ガーデン”は、園芸や農業を楽しみながら学べる施設。
約9.2ha.園内に桃・桜・薔薇、クレマチス、紅葉等、約三千品種が植栽されてる「フラワーゾーン」と、
田植えや野菜の植え付け・収穫などの体験の場となる「アグリゾーン」、
農業や食の大切さを学べる体験ルーム、展示室、図書室を備えた「めぐみの研究棟」、
花(園芸)や野菜(農)に関する様々な情報を、体験などを通じて提供されている。
県の指定する指定管理者によって維持管理・運営が行われてる創造的植物公園。
20年後には、自然植生を加味した野趣ある植物公園になる事を期待する。
花菜ガーデンの園内構成・花の見せ方は、エレガントだ。自然発生植物にも期待したい。
桜前線が東北北部まで北上しているが、今年の我が花見は、花菜ガーデンで〆。
平成~令和に変わる瞬間も後数日。日本の園芸種植物の育成は、誇れるものがある。
そして西欧と日本の繋がり、昭和~平成時代、桜に関して感慨ある1種類がある。
*     *     *     *    *
「おかめ桜」Cerasus ‘Okame’寒緋桜と豆桜を交配して1947年に作出した品種。
これを作出したは、英国人桜守の コリングウッド・イングラム(1880~1981)。
大英帝国の末期に活躍した園芸家で明治・大正時代に日本を3度訪れている。
イングラムが日本で収集した珍しい桜は、自宅に植樹され120品種を数えた由。
今、英国で多様な桜が見られるは、イングラムの尽力。知られざる英国人「桜守」である。
イングラムは、今日でも英国園芸界では「チェリー・イングラム」として知られる。
かつて、日本に向けてイングラムは、伝統の桜の減少を心配し憂い、思いを発信していた。
幕末に開発された新品種の「染井吉野」が国中に勢い良く広まっていた事を危惧している。
成長が早く経済的で見栄えある染井吉野は、新生日本のシンボルとされたようである。
伝統的桜が、少なくなり日本の桜の風情・景観が大きく様変わりしていった。
染井吉野はクローンであるため、どの樹も同じDNA(デオキシリボ核酸)をもつ。
大量植樹の結果、「花がいっせいに咲いて、いっせいに散る」光景が誕生した。
これがやがて軍国主義に利用され桜の散り際に焦点を当てる風潮が生まれていく。
戦禍によって伝統的桜は滅びたが、希少な桜が、イングラム邸で生き延びていた。
戦後、イングラムは、桜研究の集大成である著書「観賞用の桜」を出版している。
日本は、戦後の復興と共に染井吉野が又、大量植樹され全国に植樹され桜の約8割を占めるに至った。
イングラムは1981年5月、遅咲きの桜の花弁が舞う中、
ザ・グレンジで100年6カ月の人生を終えた。大往生であった。
英国ではイングラム亡き後も、彼の残した桜の伝統が生き続けている。
今日、桜は英国中の住宅街に普及し著名な庭園には、多彩な桜が植樹されている。
桜は、王室のウィンザー城の庭園や故エリザベス皇太后の住居の庭にも植樹された。
さらに、桜の保存と育成を担う次世代の英国人たちが現れ、強固なネットワークを作ってもいる。
戦後の英国で桜が人気を集めた一方で、大戦中に起きた出来事がイングラム家に影を落としていた。
イングラムの義理の娘、ダフニーが従軍看護師として香港で勤務していた1940年、
旧日本軍の捕虜となり、3年8カ月間を捕虜収容所で過ごし、過酷な体験をした。
ダフニーと夫のアレスター(イングラムの3男)一家は戦後、イングラム夫妻の近くに住み、
夫妻と緊密な関係を築いたが、日本の桜を愛する父親と嫁の間には感情のずれがあった。
ダフニーのみならず、大勢の旧捕虜達が戦後も日本と日本人への憎しみを持っていた。
捕虜問題が日英間で大きな政治問題となった1990年代に、
北海道の桜守、浅利政俊氏の創った「松前桜」が和解に向けてひと役を買うことになった。
浅利氏は北海道で長年、捕虜の和解問題に取り組み市民運動を続けてきた経験があり、
日本の過去への償いの意を込めて1993年、ウィンザー城の庭園に58種類の松前桜を贈った。
「日本軍の行為の犠牲になった方々とその家族に哀悼の意を表したい。
新たな日英間の友好関係構築の為にこの桜を大切に育ててほしい」との手紙を添えて。
これらの桜は、立派に成長して現在もウィンザー城庭園の一角に保存されている一方、
増殖されて今や英国中に植樹され広まっている。
更に運命の巡り合わせで、子孫の苗木40本が2000年、旧イングラム邸に植樹された。
浅利氏の真摯な思いが松前桜をダフニーのつらい体験が刻まれたザ・グレンジへと向かわせたかのようだ。
「償いの桜」は、みごとに成長続けている由。イングラム家に明るく魅せているのでは。
*     *     *     *    *
平成時代の新しい公園様式として見せてくれてる「花菜ガーデン」で桜を愛でていて思った事だ。
譲位される今上天皇が、平成22年6月に伊豆高原の池で植樹された「おかめ桜」。
全くの個人の感慨だが、今上天皇に置かれては、おかめ桜への思いがお有りなのでは、と。
Say good-bye ==vale Dicere "HEISEI" !!

「2019/04/13平塚市花菜ガーデン」
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“昭和の香り!!”《森羅・/・万象19-36》

母屋の復元。
風情ある桜の木。
裏庭庭園の一部。
横浜緋桜の花弁。
シロバナタンポポ。
チュリップの原種(Tulipa clusiana cv. Lady Jane)レディージェン(白色)。
クリサンタ(Tulipa clusiana cv. chrysantha )(黄色)。
やぶ椿の花びら。
母屋から庭に向かう路。

《時節・_・襍感⇔“伝承したい形・景観^^)!?!”》
子供の頃、両親と自然環境、野山に植物観察(採集も)に出掛ける事、度々であった。
昭和30年台の鎌倉は、市面積の70%近くは緑地。三浦半島も緑濃かった。
大学に進学した頃(前の東京オリンピック後頃)は、鎌倉から里山伝いで横浜迄いけた。
今では到底考えられないことだ。土地開発、道路整備で環境は一変した。
それでも高低差等で昔を思い出せる。今は、自転車の練習に向く所もありポタリングしてる。
譲位式典迄あとすこし。4月に入り世で言う花見處をさけて足が向かった先!!
昔とはかなり様変わりした国道1号線、横浜戸塚区東俣野近くに大富豪邸敷地が残っている。
昭和を代表する実業家、旧財閥、住友吉左エ門友成の別邸と称されたところ。
「和洋折衷建築」と大庭園が大きな特長だった。
梁(はり)や柱、筋交いを外に見せてモルタルや瓦で埋めるハーフティンバースタイルを基調とし、
昭和前期のモダニズムを伝える洗練された建物。郊外邸宅、歴史的価値で重要文化財に指定された。
ところが、老朽化した箇所の復元工事中、2009年、母屋約659㎡を全焼(放火と見られる?)。
この年は、不審な火事が他にもあった。すぐ近くの旧モーガン邸や旧吉田茂も全焼している。

俣野別邸、約4haの外苑部分を有し『俣野別邸公園』として2013年3月27日に公開された。
花見に訪れたのだが、未だ余り知られていないのか、優雅な花見気分を味わえた。
お屋敷内での花見!?!気分にたっぷりと浸れた。
邸宅当時の面影もあった。馬小屋もあった由。乗馬用の道を忍ばせる雰囲気にあふれている。
庭園内には、陽光桜、八重紅しだれ桜、横浜緋桜など10種類の桜が植えられている由。
身近にある此処、昭和を忍べる貴重な場所だ。生あるかぎり、年に幾度か訪ねたい。
「2019/04/07横浜市・俣野別邸」
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“春の野草花(1)!!”《森羅・/・万象19-35》

ワダソウ(和田草)    ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Pseudostellaria heterophylla(Miq.)Pax
別名:ヒメワダソウ
小さくもしっかりと自己主張している。

《時節・_・襍感⇔“里山も春爛漫に(1)!!”》
春先、野の草原にカタクリを眺めた。そんな場所に今、可憐な白き花が咲き始めた。
ワダソウ(和田草);
茎は、直立して枝を分けず、上部の葉は大きく卵形で4枚輪生状に付く。
下部の葉は、小さく長楕円形。茎高は、15cm前後。落葉樹林の下、草原に見られる。
花は、上向き、白色で1-5個頂生しやや長い花柄があり、花弁の先がややへこむ。
葯は、赤褐色。我が国の固有種で中部地方以北と九州北部に偏在している。
ワダソウの名前は、長野県の和田峠で見つかった事に由来する。
神奈川県内では、最も危険度の高い絶滅危惧種であり自生地は少ない。
そんな中、泉の森では茎が増えているのは嬉しい事だ。
「泉の森2019/04/10」






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