1月
7日,
2025年
《襍・/・魂〝伊豆の樹 〟 ❖ ’25-2 ❖》

果実、其の姿と熱海市伊豆山神社に多く見えた事等で名づけられた。
暖地の照葉樹林下のやや湿った所に生える雌雄異株の常緑低木。
幹は紫褐色、皮目がある。若枝は緑色。
葉は互生、長楕円形で縁に不明瞭な波状鋸歯があり先が尖る。
表面は光沢があり主脈が葉裏に盛り上がる。葉裏に小さな腺点がある。
葉柄は長さ1~1.5㎝。雌雄別株。
葉脇に小さな黄白色の花を5~10個かたまってつける。
花冠は長さ約5㎜の筒状で、先が浅く5裂する。雄蕊5個。雌蕊べ1個。

表面に手毬の様な褐色の腺条があり頂部は少し凹み緑色の花柱が残る。
種子は多数入っており、黒色で稜があり長さ0.5mm。
直径約5㎜の液果で白色に熟す。種子は長さ0.5~1㎜、黒色、角のある不定形。
センリョウ似だが、イズセンリョウ(伊豆千両)とは分類的には関りはない。
センリョウが赤い実、イズセンリョウは白い実をつける。
冬場に結実した果実は、乳白色に熟す。
シカの忌避植物として知られ、奈良公園でもイズセンリョウが見られた。
所が近年、奈良公園では異変が見られるという。
イズセンリョウを食べる鹿が出現した由。その後は、、、如何に!?!
** 神奈川県植物誌 **
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