1月
15日,
2022年
コーチングクラスでの「学び直し」で気付くこと(1)
今年の漢字一字は
「原(源)」
文字通り原点に返る、源を再確認する。
ということで、以前通った銀座コーチングスクールのクラスを「再受講」しています。
私は講師として「教える立場」でコーチングに関わった経験はあります。ここで改めて
「コーチング」とは何か?
神髄に迫ろうと考えての学び直し、です。
改めて今日、再度気付いたことを列挙しておきます。
1.「クライアントに焦点を当てる」とは、どういうことか?
2.「ありたい姿」を見つけられる手助けをする
3.「行動を止めているもの」に気付いてもらう
1.「クライアントに焦点を当てる」
これはセッションを提供するコーチやコーチングを教える講師は頻繁に口にする表現。一種のマントラ。しかし、この表現の本質は何でしょうか?
今日の私の結論は、
「クライアントになってみないと分からない」
つまり、どんなにコーチ側から深掘りしても、クライアントの気持ちは分からない。だからコーチはセッション中に「ここまで話してみていかがですか?」と訊ねます。
しかし、どこまでクライアントが自分の状況・感情を説明・言語化できるのか?
こう考えて、そもそも自分がコーチングを学ぼうと思ったきっかけを思い出しました。それは
「クライアントとしてコーチングセッションを受けて、本当に良かった、機能した!」
からです。この「体感値」が重要ですね!
2.「ありたい姿」
これも再び「コーチング・マントラ」ですが、この「ありたい姿」はコーチングのためだけではない!仕事でも、家庭でも、日常生活に欠かせないアプローチでもあります。
我々は日常生活において常に
「どのようにして、目の前の事柄を解決できるか?」
と訊ねていると感じます。
右から飛んでくる問題を解決して左へ流す。すると再び
右から問題が飛んでくる。
これに追われています。しかし
「この課題を解決できた暁に自分は何を得ているのか?」
「この課題の向こう側に自分は何を見ているのか?」
こういう発想を忘れてしまっています。これを今日、気付かされました。
3.「行動を止めているもの」
大人になればなるほど「訳知り顔」の自分に気付く。やらない訳や出来ない理由は、探そうと思えばいくらでも見つかる。
「自分の、その行動を止めているものは何だろう?」
ワクワク感はもちろん重要です。しかし、そう簡単に見つけられないことが多いのも現実です。その時は発想を変えて、何が自分を止めているのか?を見つけることの方が、ひょっとしたらクライアントの心のブロックを取り除くことの近道かもしれない、です。
今日は以上、こんなことに気付きました!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
14日,
2022年
今日まで毎日投稿して気付いたこと:ブログを書くことは「セルフコーチング」
昨日、先輩プロコーチからコーチング・セッションを受けて、あることに気が付きました。それは、
ブログを書くことは「セルフコーチング」だ!
ブログ投稿を始めて今日で243日目。これまで毎日、投稿が出来たことは正直言って、自分でもびっくりしています。
先輩コーチはから、こんな問い掛けがありました。
「ブログを毎日書くということは、ご自身にとって、どういう意味がありますか?」
うーむ、意味か?!
コーチからの問い掛けによって、様々な問いが自分の中に巡りました。
「自分は何のために、ブログを毎日投稿するって決めたのだろう?」
「誰のために、毎日苦労してブログを書いているのか?」
「ここまで書き続けてみて、何を感じているのだろう?」
そして見えてきた答えは、
「自分勝手だけれど、ブログを書くのは誰のためでもない、自分のためだ」
「『自分と向き合う』ため、つまり内省のためにブログを書いている」
このようなことに気付くと、毎日投稿する心理的な負担が、少しスーッと軽くなるような気がしました。なぜなら
「自分の視点で、自分の想いを、そのまま記せば良い」
「上手いとか下手とか、文章が長いとか短いとか、関係ない」
素の自分、自分自身の中から自然に湧き出てくるものを、文字化・言語化すれば良いのだ。
そして、これは将に
「セルフコーチング」
だ、と腹落ちしました。
こんな私のブログに、わざわざお付き合い頂く皆様には、本当に心苦しい限りです。
しかし、このわがままをお許し頂けるようであれば、時おりで良いので、立ち寄って頂けると本当に有難いです。
明日からもまた、書き続けて参ります。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
12日,
2022年
読書会でドラッカーを読み進めながら(Day9)「知力とは別の、成果をあげるための能力が必要」
興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著
「プロフェッショナルの条件」
を読み進めています。
その読書会のスタイルは
「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」
そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。
従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。
この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。
不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。
この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。
Part2:働くことの意味が変わった
第2章「なぜ成果があがらないのか」
【成果をあげる能力とは何か】
(1)ものをなすべき者の仕事は、成果をあげること。しかし、ものごとをなすべき者のうち、大きな成果をあげている者は少ない。
(2)知力はある。想像力もある。知識もある。しかし、知力や想像力や知識と、成果をあげることとの間には、ほとんど関係がない。
(3)頭が良い者が、知的な能力がそのまま成果に結びつくわけではないことを知らない。
(4)知力や想像力や知識は、あくまで基礎的な資質である。それらを成果の結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。
(5)これが当然明らかにも拘わらず、この点が放置されていた理由の一つは、成果をあげることが、組織に働く知識労働者に特有な能力だからである。
(6)肉体労働者は能率を上げれよい。決められたことを正しく行う能力があれば良い。
続きは、また後日に記します。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお