明日20日はガルンガンです。日本のお盆みたいなもので、20−22日まで日本の正月みたいになります。バリ人の経営する店は、すべてお休みになります。スマンディさんのお宅も門の前に飾るペンジョールの準備をしていました。
今日は、ある王宮のガムランを調査しました。青銅に金が含まれているそうです。1947年製でした。
昨日(土曜日)は、夕方からデンパサール市内でオダラン(寺院のお祭り)を見てきました。ティアラ・デワタというデパートの南側にあるPLNという電気会社の中にある寺院です。
今回の演奏には、スマルプリンガンという7音のガムラン(普通は5音)が使われました。最初にタブガリという器楽曲を演奏して、ルジャン、ジャウックそして、最後にトペン・パジェガンと踊りが続き、最後に、また、器楽曲のバパン・スリシールからシノムのプゲチェにつなげて終わりました。ルジャンとジャウックは子供が踊り、とても可愛かったです。残念ながらビデオを撮っていましたので、写真はありません。
上の写真は、演奏前、ゴングにお祈りをしているところです。お祈りしているのはスダルナさんです。下の写真は全て終わり、最後に皆さん寺院に向かってお祈りをしているところです。夕方5時から始まって、7時半ごろ終わりました。
朝7時から結婚式の前に行われる歯を削る儀式(ポトンギギ)です。本当にヤスリで削るんですよ。痛そう!
知り合いに誘われて、結婚式の前夜祭に行われたアルジャ劇を見に行きました。夜9時から始まり、12時前には終わると言ってましたが、始まったのが10時過ぎで、1時頃終わりました。本当に山奥の家で帰るのが大変でした。
一昨日、近くの骨董屋で購入したセーブルの花瓶である。1920年製、アールデコの時代。高さは12cm。デザインは古伊万里にある網目模様で、ちょっと中近東にある壺のような色である。
3年前見たときには、セーブルらしくなく、購入するのは躊躇していたが、今回、値段も大幅に下がり、資料的にも面白いかなという考えにいたり、思い切って購入した。
焼き締め陶器に見えるが磁器である。ちゃんと、網目模様の白い部分は光を通す。上から釉薬をかけているように見えるが、描いたようにも見える。見れば見るほど、不思議な花瓶である。
ちょうど3年前、ある西洋アンティークショップから送られてきた暑中見舞いの葉書がトカゲ特集だったので、日をまたいでアップします。トレイは、すべてロイヤルコペンハーゲン。たくさんあるでしょう。でも、これだけではありません。もっと、あります。ちなみに、蛇はもっと面白いのがあります。持ってませんが...
ロイヤルコペンハーゲンのトカゲとナメクジのトレイである。実は、前回のブログで、トカゲとともにナメクジの写真もアップしたかったが、ベランダで発生したナメクジは、すべて家内に駆除されてしまったので、写真が撮れなかった。残念。
作家はAndrea Pedersen(サインはAP)である。この作家は女性で、結婚してAndrea Nielsenになる。時代は1903年から1908年に作られたものである。
蜥蜴の作品は、たくさん種類が作られているが、人気があり、なかなか市場に出てこない。出てきても、とても高くて手が出ない。ので、なるべく見ないようにしている。私は、これひとつしか持っていない。日本でも爬虫類コレクターが多いので、手ごろな値段で出てくると、あっという間に売れてしまう。
どちらかといえば、この辺は、minaさんのテリトリーである。私のギャラリーにもいくつか掲載しているので、参考にしていただきたい。
実を申しますと、この青磁青花龍文管耳瓶は、本物かどうか悩んでいたものです。別のBBSで、龍の爪が5つあるものを持っているのでいずれアップしますと言ってしまったので、アップしようと思ってはいたのですが、なかなか踏ん切りが着きませんでした。
勉強会の後、皆さんと昼食を取っていたときに以前紹介したVOCマークの初期伊万里の話が出て、真贋の話になりました。そこで、この龍文管耳瓶の話をしましたら、是非見せて欲しいということなので、気が変わらないうちに、今回思い切ってアップしました。高さ20cmあります。
いろいろ考えて検討した結果、今はたぶん本物だろうと思っていますが、いかがでしょう。
今日は、上野の東京国立博物館の表慶館で、行われている「日仏交流150周年記念 オルセー美術館コレクション特別展 フランスが夢見た日本 陶器に写した北斎、広重」を見に行きました。そして、本日午後13時半から17時まで、その記念シンポジウムがあり、参加してきました。
発表は以下の4件でした。
発表1:「フランスにおける陶磁器のジャポニスム−《セルヴィス・ルソー》とその後の展開−」
三浦篤(東京大学教授)
発表2:「ルソーのテーブルウェアと幕末・明治の日本版画」 大久保純一(国立歴史博物館教授)
発表3:「フランス陶磁器におけるジャポニスムの諸相とその背景
−日本陶器への開眼からシャプレ、カリエスらの作陶へ−」 今井祐子(福井大学准教授)
発表4:「エミール・ガレにみるジャポニスム」 土田ルリ子(サントリー美術館学芸員)
とても面白く勉強になりました。「フランスにおける陶磁器のジャポニスム」とは何か、そして、なぜ、19世紀末にアールヌーヴォー磁器で一世を風靡した窯が本場フランスのセーブルではなく、ロイヤルコペンハーゲンだったのか(これは今回の発表や展示とは直接関係ありませんが、講演を聴いて私の中で納得ができました。)よく判りました。
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