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カイの家

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トンボ文コーヒーセット

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トンボ文コーヒーセット
 スウェーデンにあるロストランド窯の蜻蛉文コーヒーセットである。作家はAlf Wallanderで、1909年ごろの作品である。実はトレイがない。
 昨日、銀座へ鞄を買いに行ったついでに寄った銀座ファイブにあるお店で購入した。カップはすでに6客持っていたので、ポット、シュガーそしてクリーマーだけ購入した。
 このシリーズはカップ&ソーサ(C&S)はたまに出てくるが、それ以外はあまり出てこない。北欧でもノルウェーのオスロにある工藝博物館にあるだけである。ただし、こちらはティーセットであるので、ポットの形状は異なる。確か本場スウェーデンのストックホルムやヨーテボリの工藝博物館には置いてなかった。
 アールヌーヴォーの陶磁器は、流行した期間が短いだけに作られた数も少ない。それだけに、もっと評価が高くてもいいのだが、なかなか認められていないのが現状である。まあ、これから、もっと研究が進めば評価も高くなってくるでしょう。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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氷岩に座る人魚

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氷岩に座る人魚
 昨日届いたロイヤルコペンハーゲンの「氷岩に座る人魚」である。製作年代は1923年から1928年、作家はクリスチャン・トムセンで、おそらく1900年から1910年の間に制作されたものだ。
 この人魚のフィギャリンを最初に見たのは10年前で、釉下彩ではなく白磁であった。その後、釉下彩のものも2体見た。
 実は、この人魚は先日、日本のオークションで落とした。値段は外国で購入する金額の3分の1以下である。信じられない。裏に銀座にあるアンティークショップのシールと間違って書かれた年代のシールが貼ってあった。おそらく、購入した人の家族がリサイクルショップに流したのだろう。
 人魚といえばアンゼルセン物語であり、デンマークを代表するテーマである。コペンハーゲン市内にある人魚像は「世界3大がっかり名所(?)」に含まれているそうだが、別に悪くないですよ。この像の原型は、世界遺産に登録されているロスキレ大聖堂内におさめられている。
写真の人魚は後姿がとても良い。後姿をご覧になりたい方は、HPにアップしてあるのでどうぞ。

氷岩に座る人魚
#アート #伝統 #文化 #芸術

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シーガル

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シーガル
 上の写真はビング&グレンダール(B&G)のシーガルのカップ&ソーサーである。一昨日アップした香蘭社のカモメ模様のオリジナルだ。下の写真はやはり香蘭社製のカモメ文プレートである。B&Gのカモメだけでなく、ソーサー縁周りのうろこ模様までそっくりに描いている。ただし、B&Gのように陽刻にはなっていない。
 このような写し(コピー)は、1900年のパリ万博の後に行われたようである。パリ万博では一部を除き、日本の陶磁器は過装飾でデザインが古く不評だったため、その後、大日本窯業協会は陶磁器のデザインの開発に力を入れたようである。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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真珠貝文小皿

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真珠貝文小皿
 縦幅11cm、横幅9cmの真珠貝小皿です。これはデンマークのビング&グロンダール(B&G)というメーカーが1900年頃デザインしたものです。デンマークではこれを「ash tray」と呼んでしますので、灰皿として使うのかもしれません。左のカモメ柄はB&Gのデザイナー、ファニガードが1892年にテーブルウェア用にデザインしたシーガルです。全て釉下彩で描かれており、当時はヒットしてB&Gの名前を有名にしました。
 さて、実は写真の小皿は2枚ともB&G製ではありません。いずれも香蘭社製です。やはり全て釉下彩で描かれています。右のような金と銀の真珠をのせている小皿はB&Gにはありません。香蘭社独特のデザインです。この真珠の間にタバコを置けば、灰皿のようにも見えます。
 当時の日本のメーカーは売れる輸出用陶磁器のデザインを模索していて、このような売れていたヨーロッパの陶磁器を一生懸命コピーしていたのです。すばらしいですね。

P.S. 真珠の金と銀は上絵付けです。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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アーツ・アンド・クラフツ展

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アーツ・アンド・クラフツ展
 日曜日に新橋にある汐留ミュージアムへアーツ・アンド・クラフツ展を見に行きました。
 建築を勉強した人はアーツ・アンド・クラフツ運動というと、必ずウイリアム・モリスのレッドハウスが頭に浮かびます。近代建築史の教科書の最初に外観の写真が載っているのですが、実際内部の映像を見たのは今回が初めてでした。また、マッキントッシュのヒルハウスも初めて内部の映像を見ました。あの背もたれが梯子のような椅子(写真の一番右の椅子:この椅子のこともヒルハウスと呼びます。)が寝室に置いてある家です。この椅子は座るだけのものではなく、眺めるために作られた椅子だそうです。ふ〜ん...。今までこの椅子に、あまり関心が持てなった理由が分かりました。そういえば、河井寛次郎の家にも似たような椅子がありましたね。
 最後に「なんでライトの作品が展示してあるの?」と思いましたが、あまりアーツ&クラフツ運動に関して勉強していませんでしたので、まあ、全体的にはとても勉強になった展覧会でした。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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染付花文大皿

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染付花文大皿
 京都でちょっと時間があったので、寺町通りに寄って来ました。骨董店が何軒かあり、フラッと入ったのですが、新しい店は町屋をうまく利用していました。中庭もショーウインドウのように商品を展示しており、なかなか雰囲気がありました。
 見るだけでのつもりでしたが、どうもこの写真の伊万里が気になって、一度は店を出たのですが、結局戻って買ってしまいました。直径28cmある大皿です。裏に、目跡で読みにくいですが、大明年製と入っています。何の植物でしょうね。花でしょうか。それとも、葉でしょうか。
 一目見て、ロイヤルコペンハーゲンの影響を受けていると思ってしまいました。おそらく、1900年ごろのものだと思うのですが、この頃の伊万里に大明年製を入れた物があったかどうかは定かではありません。磁質や色合いからすると、幕末くらいはあるような気もしますが、余白の作り方がロイヤルコペンハーゲン的です。幕末明治初期の伊万里でしたら、おそらく、余白部分に蝶、鳥、魚などの小動物か何かを描くでしょう。
 旅の勢いは怖いですね。東京の骨董店で見つけたらおそらく、買わなかったような気がします。でも、買ったかな...。後悔はしてません。おそらく、買わなかったら後悔していたでしょうから。
何を言い訳しているのだろう...
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アンドリュー・ワイエス展

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アンドリュー・ワイエス展
 今日、午前中に東急文化村へアンドリュー・ワイエス展を見に行きました。最終日ということで、オープンの10時からすでに並びました。でも、混み具合はフェルメールほどではありませんでした。
 展覧会は東京で3回目ですが、前回2回目の展覧会は知らなくて行きませんでした。最初に見たのは近代美術館で、もう30年以上前のことです。私は高校1年生だったと思いますが、すごく感動した記憶があります。
 今回は、習作が多く、また、大物も少なかったので、前回ほど感動はありませんでしたが、ワイエス自身のことや絵に対する考え方など、いろいろ勉強になりました。
 高校生のときの方が、まだ未知の物に出会う機会が多く、素直に感動できたのでしょうね。大人になり、知識が付くと難しいのかな。なるべく、感動するものに出会おうと心がけているのですが。最近、出不精になっていますね。反省...
#アート #伝統 #文化 #芸術

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芸術の冬?

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芸術の冬?
カイの現代アート第2弾。
今回は植木鉢がちゃんと上を向いています。
噛まれてぼろぼろですが。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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彩磁富士山文花瓶

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彩磁富士山文花瓶
 深川製磁の彩磁富士山文花瓶です。もう当分買うのは控えようと思っていましたが、買ってしまいました。どうも、富士山には弱いようです。
 青磁をバックにして染付と白で富士山が描かれています。なかなか良いですよ。時代は大正から昭和初期というところでしょうか。
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「北欧陶磁器とジャポニズムの融合」展

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「北欧陶磁器とジャポニズムの融...
 今日から、名古屋のミキモトでクリスマス企画

「北欧陶磁器とジャポニズムの融合」展
  イヤープレート誕生から現代へ

が開催されています。25日までです。
 北欧の作家ごとにクリスマスプレートが展示されているようで、わたしのコレクションからビング&グレンダールのファニガード作「クリスマスローズ文沈香壷」(写真)が1898年のクリスマスプレートと共に展示されています。
 最近少しずつですが、コレクションたちが啓蒙活動の一環で我が家から出張していきます。がんばっていますので、名古屋方面の方々、是非覗いてやってください。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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