ロイヤルコペンハーゲンの彩磁金魚文小皿です。作家はA.Pedersonで、製作された時期は、おそらく1902年から1905年の間と思われます。この作品は1980年過ぎまでロイヤルコペンハーゲンで作られています。
若い物は結構出てきますが、古い1922年以前のものは、見たことがありませんでした。今のものとまったく色合いが違い、初期のロイヤルコペンハーゲン独特の淡い感じがとても良く出ています。色も良く見かけるグレイではなく、赤ですね。めずらしいと思います。
昨日、泉屋博古館で開催されている「板谷波山をめぐる近代陶磁」展を見てきました。ちょうど、2時から学芸員の説明があったので、途中からですが参加して、説明を聞ながらじっくりと見ることができました。
写真の左側が今回の図録です。そして、右側が平成12年度春季展の図録です。この間に、いずれの表紙を飾っている「葆光彩磁珍果文花瓶」が重要文化財に指定されました。実は、近代陶磁器で重要文化財に指定されているのは、この泉屋博古館が所蔵している板谷波山の「葆光彩磁珍果文花瓶」と国立博物館が所蔵している宮川香山の「色絵蟹高浮彫水鉢」のふたつだけです。
今回の図録は作品ひとつひとつの写真が大きくきれいで、裏銘や箱書きなどの記録も掲載されておりますが、各作家の経歴等は記載されておりません。その代わりとして、写真は簡易ですが右側の前回の図録には作家についての解説が詳しく述べられております。ようするに2冊で、完成された図録といっても良いと思います。
私は、前回の平成12年度春季展は見に行きませんでしたが、平成13年に横浜美術館で行われた「宮川香山」展で、この右側の図録を見つけて購入しました。ですから、今回、この図録に掲載されていた作品をほとんど見ることができて、とても幸せでした。もちろん、板谷波山の作品は出光美術館や日本橋高島屋で行われたときに見ていますので、また、会えたなという感じでしたが、他の作家の作品については、ほとんど初めてでした。
私としては、今回、七代目錦光山宗兵衛の作品「窯変菊浮模様花瓶」がとてもよかったです。こんなに大きい(63cm)錦光山の作品は、いままで見たことがありませんでした。
6月14日(日)までですので、陶磁器に興味のある方には、是非お勧めします。
美大を卒業した仲間で友人が毎年行っている絵画の展覧会「五歩展」を見に銀座にある「あかね画廊」へいってきました。今年は女性3人が参加していました。働きながら、20年以上続けており、頭が下がります。写真は、友人の作品3点です。
明日銀座へ行く用事がある方は是非寄って見て下さい。午前11時から午後5時までです。地下鉄B4出口を出て、すぐに並木通りを入るとすぐ(20mくらい)右側2Fにあります。開催中は並木通りに「あかね画廊」という看板が立っています。
コメント欄に友人の作品の写真を一枚ずつアップしていますので、ご覧ください。
お客さんも沢山来てくれました。気持ち良く、そして楽しく演奏できました。ありがとうございました。
子供たちのために始まった羽根木プレーパークも今年で30年だそうです。7月には30周年記念イベントがいろいろあるようです。
18時から30年ぶりの高校の同窓会が横浜で行われ、片付けの後、すぐに、梅が丘から渋谷に出て、東横線で横浜へ。東横線の特急は速いですね。あっという間に着きました。
なつかしかったな。みんないいおじさんになっていて。ひさしぶりに酔っ払いました。でも、午前様にはぎりぎりなりませんでしたよ。
昨日は、朝から会場設営のために8時45分から力仕事。晴れてよかった。準備もスムーズに終わり、時間が余ったので、午前中はのんびりと踊りの人たちの場当たりを見ていました。
昨日と今日、一泊二日で軽井沢へ行ってきました。遊びではありません。ちゃんと仕事で出張してきました(笑)。二日とも軽井沢は雨でしたが、中軽井沢にある石の教会を見てきました。明治・大正期のキリスト教指導者・内村鑑三の顕彰を目的として建てられた教会で、地上は礼拝堂、地下には内村鑑三記念堂があります。
地上の礼拝堂は撮影禁止でした。下の写真は地下にある内村鑑三記念堂から地上のエントランスにつながる階段の空間を撮影したものです。
アメリカ人建築家ケンドリック・ケロッグが手がけたものだそうです。この建築家は良く知りません。
しばらく礼拝堂に座っていたら、フィンランド、ヘルシンキにある岩をくりぬいた教会を思い出しました(これはfrom copenの方で取り上げています)。とても美しい良い教会でした。
5月23日(土)に小田急線の梅が丘にある羽根木プレーパークでガムランの演奏会があります。わたしも3曲ほど演奏します。太鼓、ガンサ・カンティランという鍵盤楽器、そして、レヨンというお鍋逆さにしてコブがついているような楽器を叩きます。お時間がある方は、是非見に来てください。
写真をクリックすると大きくなります。
フランスから購入したコンポートである。一昨日届いた。ビング&グレンダール製で作家はファニガード。年代ははっきりとしないが、おそらく、1920年頃制作されたものだと思う。発送から2週間半かかった。まあ、ゴールデンウィークと税関に止まっていたのでこんなもんだろう。でも、どうも税金の計算は、よく良くわからない。日本では、アンティークの場合、100年超えていれば関税は無税である。今回は、90年しか経っていないので関税がかかったのだが、まあ、たいした金額ではない。これより、消費税のほうが大きい。今回、税関から電話がかかってきて説明したのだが、どうやら1ユーロ127円で計算しているらしい。私が購入したときは確か130円を超えていたと思う。だいたい、いつのレートを基準にしているのだろう。もう払ってしまったのだから、何をいってもしょうがないが、計算が合わなく良くわからないのである。
届いたコンポートは、内側は錆釉がたっぷりとかかって、ずっしりと重い。回りの花のレリーフも浮き彫りで、全体の釉薬も厚い。そのため、裏の番号がよく読めないのがちょっと難点だが、なかなか良いものである。まあ、日本で購入するよりは、安く手に入れることができたので良しとしましょう。
熱海駅から歩いて20分のところに起雲閣があります。1919年に別荘として建てられ、1947年に旅館として生まれ変わり、多くの文豪の宿として使われました。そして、2000年に熱海市の所有となった建物と庭園です。熱海市は3回のオークションでやっと手に入れたようです。なんといっても、二人目のオーナーである鉄道王、根津嘉一郎が1932年に建てた洋館と庭園がすばらしい。上の写真の飛び出しているサンルーム部分の内部が下の写真です。もちろんこれだけでなく、内部は和洋折衷プラス中国の装飾で隅々までデザインされて見ごたえがあります。ローマ風浴室もそのままの状態で残っています。取り壊されてしまいましたが、この起雲閣には別館があったそうで、そこで太宰治が人間失格を執筆したそうです。なんで、取り壊してしまったのでしょうね。観光の目玉になったのに。
20世紀の日本は、なにも考えずにスクラップ&ビルドの時代でしたからね。本館はしっかりと維持してもらいたいですね。ここでも、地元のボランティアの人たちが一生懸命説明していました。
4月30日から5月4日まで東京プリンスにおいて美術骨董ショーが行われております。私は初日の4月30日に行ってきました。そこで、手に入れた3代目松風嘉定の彩磁竹文C&Sです。時代は明治後期です。横から見えるように内側にも竹の葉が描かれております。3代目松風嘉定の作品はほとんど海外へ輸出されており、なかなか手に入りません。松風の作品を手にとって見たのも初めてでした。今年の東京プリンスは、円高のせいか全体的に昨年に比して安く感じました。今日も最終日ですが、午後から行こうかなと考えております。
もう少し詳しく見たい方は、こちらをどうぞ。
彩磁竹文C&S
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ