今月のおくすりカフェは気になるお薬のこと
4月
14日
薬剤師と気になるテーマについてちょこっと学んで、いろいろお話ししたり質問したり、経験談をシェアしたりする「おくすりカフェ」。
今月のテーマは「ステロイド」
がんの治療では、抗がん剤の吐き気予防、アレルギー予防、皮膚障害、呼吸困難、倦怠感、ある種の痛み、ある種のがんの治療として‥など一般的に使われるお薬です。
注射(点滴)、飲み薬、吸入、塗り薬と形も様々。
ステロイド使いますと言われると「漠然と怖いなーと思ってしまった」という方がちらほらといらっしゃいます。
お薬なので副作用はあるのですが、古くからあるお薬で、医療側では使い慣れているお薬の一つで、医療者側と患者さん側で温度差があるお薬なのかもしれません。
それから、これはちょっと今日のお話しからはそれるのですが…
例えばステロイドについてインターネットで調べると、いろんな情報が上がってくるかもしれませんが、そういった情報と医療機関で受ける説明、それからこのおくすりカフェのような場で専門職(薬剤師や看護師)の知識と経験、参加者さんたちの思い、経験などを擦り合わせて行くことも、情報をちゃんと飲み込むために必要なプロセスだと思いました。
特にインターネットでの調べ物は一度調べると、同じような情報がおすすめとして上がってきますし、それを他の人と比べることができないため、それがあたかも世界の全てのように錯覚してしまいやすいということ自覚することが大前提です。
そんな自分の知識や捉え方を確認する意味でも、おくすりカフェをどうぞ活用してくださいね。