1980年代のイギリスを舞台に、英国ガーディアン紙で定評のあるジャーナリスト、<サルフラズ・マンズール>の回顧録「Greetings from Bury Park:Race,Religion and RockN’ Roll(原題)」を基に、「ブルース・スプリングスティーン」のロックとともに描く青春音楽ドラマ原題『Blinded by the Light』が邦題『カセットテープ・ダイアリーズ』として、2020年7月3日より全国で公開されます。
1987年、イギリスの田舎町ルートン。音楽好きなパキスタン系の高校生「ジャベド」(ビベイク・カルラ)は、閉鎖的な町の中で受ける人種差別や、保守的な親から価値観を押し付けられることに鬱屈とした思いを抱えていました。
しかしある日、「ブルース・スプリングスティーン」の音楽を知ったことをきっかけに、彼の人生は変わり始めます。
出演は『キャプテン・アメリカ』(2011年・監督:ジョー・ジョンストン)シリーズの<ヘイリー・アトウェル>、『1917 命をかけた伝令』 (2019年・監督:サム・メンデス)の<ディーン=チャールズ・チャップマン>。監督は、『ベッカムに恋して』(2002年)の<グリンダ・チャーダ>が務めています。
実在の殺人鬼<ヴェルナー・クニーセク>による一家惨殺事件を題材にしたスリラー「ANGST」の 「予告編」 が公開されていましたが、『アングスト/不安』の邦題で、2020年7月3日に(R15+)指定作品として公開されます
刑務所出所後の殺人鬼が感じる不安やプレッシャーによる異様な行動と心理状態を、殺人鬼自身のモノローグで綴ります。
1983年にオーストリアで公開されるも、ショッキングな内容により1週間で上映打ち切りとなり、ヨーロッパ各国で上映禁止となった本作です。日本でも劇場公開されず『鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜』というタイトルで1988年にレンタル用VHSが発売されたきりとなっていました。
劇中で殺人鬼「K」に扮したのは、『U・ボート』(1981年・監督: ウォルフガング・ペーターゼン)・『アンダーワールド』(2003年・監督: レン・ワイズマン)の<アーウィン・レダー>。本作が唯一の監督作品である<ジェラルド・カーグル>がメガホンを取っています。音楽は元タンジェリン・ドリーム、アシュ・ラ・テンペルの作曲家<クラウス・シュルツェ>が手がけ、撮影を『タンゴ』で第55回アカデミー賞(1983年4月11日)短編アニメーション部門を受賞した<ズビグニェフ・リプチンスキ>が担当しています。
『マジック・イン・ムーンライト』 (2015年) ・ 『女と男の観覧車』 (2018年)の<ウッディ・アレン>監督(84)が、<ティモシー・シャラメ>(24)、<エル・ファニング>(22)、<セレーナ・ゴメス>(27)ら人気若手俳優たちをキャストに迎えメガホンをとったロマンティックコメディ『レイニー・デイ・イン・ニューヨーク』が、2020年7月3日より全国で公開されます。
大学生のカップル、「ギャツビー」と「アシュレー」は、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていました。そのきっかけとなったのは、「アシュレー」が学校の課題で有名な映画監督<ローランド・ポラード>にマンハッタンでインタビューをするチャンスに恵まれたことから始まります。
生粋のニューヨーカーの「ギャッツビー」は、アリゾナ生まれの「アシュレー」にニューヨークの街を案内するためのさまざまなプランを詰め込みます。しかし、その計画は狂い出し、思いもよらないさまざまな出来事が巻き起こってしまいます。
『日日是好日』 (2018年) ・ 『さよなら渓谷』 (2013年)の<大森立嗣>監督が<長澤まさみ>、<阿部サダヲ>という実力派キャストを迎え、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て描いたヒューマンドラマ 『MOTHER マザー』 が、2020年7月3日に公開されます。
プロデューサーは、『新聞記者』 (2019年・監督:藤井道人) ・ 『宮本から君へ』 (2019年・監督:真利子哲也)など現代社会のさまざまなテーマを問いかける作品を立て続けに送り出している<河村光庸>が務めています。
男たちと行きずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきたシングルマザーの「秋子」は、息子の「周平」に異様に執着し、自分に忠実であることを強いてきました。そんな母からの歪んだ愛に翻弄されながらも、母以外に頼るものがない「周平」は、「秋子」の要求になんとか応えようとします。
身内からも絶縁され、社会から孤立した母子の間には絆が生まれ、その絆が、17歳に成長した「周平」をひとつの殺人事件へと向かわせることになります。
<長澤まさみ>がシングルマザーの「秋子」、<阿部サダヲ>が内縁の夫を演じています。息子「周平」役はオーディションで抜てきされた新人の<奥平大兼(おくだいらだいけん>が演じています。
1段目左から松山ケンイチ、安田顕。2段目左から余貴美子、原扶貴子、夏川結衣。
3段目左から伊藤沙莉、岡山天音、正名僕蔵、内田慈、稲葉友。4段目左から冨手麻妙、丞威、斎藤歩、友近。
<波瑠>が主演を務める『ホテルローヤル』 の公開日が、東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で2020年11月13日に公開されることが決定、追加キャストが発表されています。
<桜木紫乃>(55)の直木賞受賞作 『ホテルローヤル』 (2013年1月・集英社刊)を<武正晴>(53)が実写化した本作。北海道の湿原に立つラブホテル・ホテルローヤルを舞台に、日常を離れてホテルを訪れる男女や、問題を抱える経営者家族・従業員それぞれの人生模様が描かれる。物語の主軸となる経営者家族の一人娘「田中雅代」を<波瑠>(29)が扮しています。
この度出演が発表されたのは、17人です。「雅代」が淡い恋心を抱くアダルトグッズ会社の営業「宮川聡史」を<松山ケンイチ>(35)、ホテルローヤルの経営者で雅代の父親「田中大吉」を<安田顕>(46)が演じ、家庭を顧みなくなった大吉に愛想を尽かす母親「るり子」に<夏川結衣>(52)が、るり子と駆け落ちをする青年に<稲葉友>(27)が扮します。さらに、ホテルローヤルのパートタイム従業員役で<余貴美子>(64)と<原扶貴子>(47)が出演しています。
そしてホテルを訪れる客として、親に見捨てられた女子高生と、妻の浮気に耐える高校教師に<伊藤沙莉>と、岡山天音>がそれぞれ扮し、姑との同居でなかなか肌を合わせる時間がない夫婦を<正名僕蔵>と<内田慈>が演じています。投稿用のヌード写真の撮影をするカップル役で、<冨手麻妙>と<丞威>も参加。<斎藤歩>、<友近>、<和知龍範>、<玉田志織>、<長谷川葉生>もキャストに名を連ねています。
<吉高由里子>(31)主演ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(2019年4月16日~同年6月25日・TBS)や NHK連続テレビ小説『エール』 (2020年3月30日~)の<清水友佳子>が脚本を担当しています。
映画評論家の<町山智浩>(57)が、自ら選出した「本当に怖い映画」9本を解説しています。
<町山智浩>は、1995年に雑誌『映画秘宝』を創刊した後、渡米。現在はカリフォルニア州バークレーに在住。近著に『映画には「動機」がある 「最前線の映画」を読む Vol.2』(集英社インターナショナル)、『最も危険なアメリカ映画』(集英社文庫)、『町山智浩の「アメリカ流れ者」』(スモール出版)などがあります。
本書で取り上げられているのは、<ジョージ・A・ロメロ>のデビュー作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968年) ・ 革新的なドイツのサイレント映画『カリガリ博士』(1920年・監督:ロベルト・ヴィーネ) ・ アメリカ風刺的な心理ホラー映画『アメリカン・サイコ』(2000年・監督:メアリー・ハロン) ・ アリ・アスターの長編映画デビュー作 『ヘレディタリー/継承』 (2018年) ・ 『ポゼッション』 (2012年・監督:オーレ・ボールネダル) ・ 『テナント 恐怖を借りた男』(1976年・監督:ロマン・ポランスキー) ・ 『血を吸うカメラ』(1960年・監督: マイケル・パウエル) ・ 『たたり』(1963年・監督: ロバート・ワイズ) ・ 悪魔のような伝導師を描くカルト作『狩人の夜』(1990年・監督: チャールズ・ロートン) などです。
映画ファンとしても、好き嫌いが出るホラー・サイコ・スリラー部門だけに、楽しめる内容でした。
殺人鬼と化したソファが巻き起こす恐怖を描いたニュージーランド発のB級ホラー『キラーソファ』が、ヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦」上映作品として6月26日より公開されます。
「フランチェスカ」は行方不明になった知人の1人掛けソファを譲り受けることになります。しかしそのソファは呪われており、男たちを魅了する「フランチェスカ」に恋をしてしまいます。ソファは彼女の身も心も独占するべく、家を訪れる人間たちを次々と襲撃。ボタンで出来たつぶらな瞳や快適な座り心地からは想像できない残忍な手口と意外な機動性で惨劇を引き起こしていきます。
出演は、<ピイミオ・メイ>、<ナタリー・モリス>、<ジェド・プロフイ>、<ジム・バルタクセ>、監督は<バーニー・ラオ>が務めています。
援助交際をテーマに中年男と女子高生が壮絶な殺し合いを演じるさまを描いたコミックを原作に、2001年からシリーズ3作が製作された「援助交際撲滅運動」を新たに映画化した『エンボク』が、2020年7月3日より全国で公開されます。
前3作でもメガホンをとった<鈴木浩介>が監督を務め、テレビドラマ『俺のスカート、どこ行った?』などに出演した<秋乃ゆに>が、援助交際を繰り返す女子高生役を演じ、バイオレンスシーンなど過激な場面にも挑んでいます。
ごく普通の生活を送っているように見える女子高生の「愛美」(秋乃ゆに)には、自分の夢をかなえるために援助交際でお金を貯めるという裏の顔がありました。一方、悲惨な過去をもつ警察官の「熊切」は、「国本」、「木口」、「大島」という3人の元性犯罪者の出所後の面倒を見ていました。
しかし、3人は「熊切」の目の届かないところで援助交際をしている女子高生をおびき出し、彼女たちをネット上にさらすという「援助交際撲滅運動」を繰り返していたのです。やがて援助交際SNSを通じて「愛美」と「国本」が出会うことになるのでした。
左上から時計回りに梶芽衣子、宇崎竜童、松重豊、市川実日子、
阿部純子、古舘寛治、正司照枝、火野正平、篠原ゆき子、原菜乃華
<小栗旬>(37)と<星野源>(39)が共演、2020年秋に全国で公開される『罪の声』の新たな出演者が発表されています。
原作は2016年の週刊文春ミステリーベスト10で国内部門第1位に輝き、第7回山田風太郎賞を受賞した兵庫県尼崎市出身の<塩田武士>(41)の小説『罪の声』(2016年8月・講談社)で、昭和最大の未解決事件に翻弄される男2人の姿が描かれます。
<小栗旬>は事件を追う記者「阿久津英士」役、<星野源>はテーラー曽根の2代目店主「曽根俊也」役で出演。 『アンナチュラル』(2018年1月12日~3月16日・TBSテレビ系) ・『MIU404』(2020年6月26日より放送・TBSテレビ系)の<野木亜紀子>(46)が脚本を手がけ、『麒麟の翼 劇場版・新参者』 (2012年)・ 『映画 ビリギャル』 (2015年)の<土井裕泰>(56)が監督を務めています。
このたび公表されたキャストは10名。俊也の妻「亜美」を<市川実日子>、母「真由美」を<梶芽衣子>、叔父「達雄」を、宇崎竜童>が演じます。また若き日の「真由美」役には<阿部純子>が扮し。そして「阿久津」が働く大日新聞の子会社の社長「水島洋介」に<松重豊>、大日新聞社会部の事件担当デスク「鳥居雅夫」に<古舘寛治>。
阿久津と俊也が事件を追う中でたどり着く生島一家の母「千代子」に<篠原ゆき子>、娘「望」に<原菜乃華>が扮しています。俊也が懇意にしているスーツの仕立て職人「河村和信」を<火野正平>、阿久津と俊也が出会う麻雀店の元オーナー「須藤みち」を<正司照枝>が演じています。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)・『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1995年)など数々の名作を送り出してきた<ロバート・ゼメキス>監督が、米ニューヨークのワールドトレードセンターで命がけの綱渡りを敢行した男の物語を3Dで映画化した『ザ・ウォーク』(2015年)が、6月25日「サンテレビ」にて19:30~より放映されます。
1974年8月7日、当時世界一の高さを誇ったワールドトレードセンター。フランス人の大道芸人「フィリップ・プティ」は、地上から高さ411メートル、110階の最上階で、そびえたつツインタワー間をワイヤーロープ1本でつなぎ、命綱なしの空中かっ歩に挑みます。
主人公「プティ」役は『(500)日のサマー』(2009年・監督: マーク・ウェブ)・ 『インセプション』 (2010年・監督: クリストファー・ノーラン)の<ジョセフ・ゴードン=レビット>。「プティ」の綱渡りの実話は、アカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画『マン・オン・ワイヤー』(2008年・監督: ジェームズ・マーシュ)でも描かれています。
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