先だっては、神戸ゆかりの落語家が集まり開催される『神戸文化ホールロビー寄席』 を紹介しましたが、今回は映画の上映会です。
「神戸文化ホール」では神戸ゆかりの映画を昨年9月より上映していますが、来る4月14日は<水木しげる>の妻<武良布枝>が著した『ゲゲゲの女房』を原作とした同名の映画(2010年11月20日公開)が上映されます。
漫画家<水木しげる>(1922年3月8日~2015年11月30日)は、1961(昭和25)年、28歳のときに神戸市兵庫区水木通で抵当権の付いた古いアパートを買い取り大家稼業を始めています。
アパートは地名に由来して「水木荘」と名付け、また自らのペンネームとして用いていました。
映画は、<水木>が39歳(1961年)でお見合い結婚をして、名が売れる4年間の貧乏生活が描かれています。
4月14日(木)は、中ホールにて<1回目>開場10:00・上映10:30、<2回目>開場13:30・上映14:00、各上映1000円で全席自由席、チケットは神戸文化ホールプレイガイドで発売中です。
『グレイトフルデッド』 (2014年)で国内外の注目を集めた<内田英治>監督が、インディーズフィルムシーンの底辺に巣食う下衆な人々の葛藤や映画愛を描いたドラマ『下衆の愛』が、2016年4月2日より全国で公開されます。
40歳を目前にしながらも夢をあきらめきれない自主映画監督の「テツオ」(渋川清彦)は、映画祭での受賞経験を唯一の心の支えにしながら、女優を自宅に連れ込む自堕落な生活を送っていました。
そんな彼の前に、才能あふれる新人女優「ミナミ」(岡野真也)が現われます。新作映画の実現に向けて立ち上がった「テツオ」は、「裸と動物」にこだわるプロデューサーの「貴田」(でんでん)や売れない女優の「響子」ら個性的な仲間たちと最後のチャンスに挑みますが、やがて現実の壁にぶちあたってしまいます。
共演には、<でんでん>、<木下ほうか>、<津田寛治>ら個性派俳優たちが名を連ねています。
20歳の姿に若返ってしまった毒舌おばあちゃんが巻き起こす騒動を描いた韓国のヒット映画『怪しい彼女』を、『謝罪の王様』 ・ 『舞妓Haaaan!!!』の<水田伸生>監督がリメイクした『あやしい彼女』が、2016年4月1日より全国で公開されます。
ヒロインの20歳の姿を<多部未華子>が、73歳の姿を<倍賞美津子>が演じています。女手ひとつで娘を育てあげ、自分の望む人生を送ることができなかった73歳の「瀬山カツ」は、ある日、娘とケンカして家を飛び出します。
吸い寄せられるように1軒の写真館にたどり着いた「カツ」は、そこで写真を撮り、店を出ると20歳の姿に戻っていました。かつての美しい姿を取り戻した「カツ」は、髪型や洋服、さらに名前も「節子」と変え、新しい人生を楽しみはじめます。やがて商店街ののど自慢大会に出場し、昭和歌謡を熱唱して会場中を魅了した彼女に、夢見ていた歌手になるチャンスが舞い込んできます。
『ブンミおじさんの森』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したタイの<アピチャッポン・ウィーラセタクン>監督が、原因不明の「眠り病」に陥った兵士たちと古代の王の墓をめぐる謎を、ユーモアと優しさあふれるタッチで描いた『光る墓』が、2016年3月26日より公開されます。
タイ東北部イサーンに建てられた仮設病院。かつて学校だったこの病院には、謎の眠り病にかかった兵士たちが収容され、色と光による療法が施されていました。
病院にやって来た女性「ジェン」は、身寄りのない兵士「イット」の世話をはじめます。病院には眠る兵士たちの魂と交信できる特殊能力を持った若い女性「ケン」がおり、「ジェン」は彼女と親しくなります。やがて「ジェン」は、病院のある場所がはるか昔に王様たちの墓だったことが、兵士たちの眠り病に関係していることに気づきます。
<アピチャッポン・ウィーラセタクン>監督作品の常連女優<ジェンジラー・ポンパット・ワイドナー>が主人公「ジェン」を演じ、「ケン」に<ジャリンパッタラー・ルアムラム>、「イット」に<バンロップ・ロームノーイ>が扮しています。
念願の同性婚を果たしたカップルの悲喜こもごもを描いたドラマ『人生は小説よりも奇なり』が、2016年3月12日より全国で公開されます。
ニューヨーク、マンハッタンに暮らす画家の「ベン」と音楽教師の「ジョージ」は、39年間連れ添ってきた同性カップルです。2011年、ニューヨーク州で同性婚が可能になったことで、念願かなって入籍した2人でしたが、まだまだ周囲の差別や偏見は根強く、「ジョージ」は仕事をクビになってしまいます。
その後も保険や年金、不動産などで次々と問題が押し寄せ、2人は新婚早々、長年暮らしていたアパートを離れ、別居しなければならなくなってしまいます。
主人公「ベン」役は『愛と追憶の日々』(1983年・監督: ジェームズ・L・ブルックス)・ 『インターステラー』 (2014年・監督: クリストファー・ノーラン)の<ジョン・リスゴー>、「ジョージ」役は『スパイダーマン2』の<アルフレッド・モリーナ>が扮しています。監督・脚本は、イングランドの作家<ジョン・ビンガム>の1953年の小説『Five ROUNDABOUTS to Heaven』を映画化したブラックコメディ『あぁ、結婚生活』(2007年)の<アイラ・サックス>が務めています。
<キアヌ・リーブス>が真実を追い求める弁護士を熱演した法廷ミステリードラマ『砂上の法廷』が、2016年3月25日より全国で公開されます。
莫大な資産を持つ大物弁護士「ブーン」が自宅で殺害され、17歳の息子「マイク」が容疑者として逮捕されます。少年は完全黙秘を続け、敏腕弁護士「ラムゼイ」が少年の弁護を引き受けることになります。
法廷でも何も語らない少年をよそに、多くの証人たちが少年の有罪を裏付ける証言を重ねていきます。やがて「ラムゼイ」が、証言のわずかなほころびから証人たちの嘘を見破ると、裁判の流れが変わりはじめます。そんな矢先、少年がついに沈黙を破り、驚くべき告白をします。
<キアヌ・リーブス>が正義感あふれる弁護士「ラムゼイ」に扮し、少年「マイク」を< ガブリエル・バッソ>、少年の母親役を<レニー・ゼルウィガー>がミステリアスに演じています。
監督は、前作『フローズン・リバー』がアカデミー賞のオリジナル脚本賞ほか2部門にノミネートされた実績を持つ<コートニー・ハント>がつとめ、脚本は『悪魔を憐れむ歌』の<ニコラス・カザン>が担当しました。
<松井優征>の人気コミックを、「Hey! Say! JUMP」の<山田涼介>主演で実写映画化し『映画 暗殺教室』(2015年)の続編『暗殺教室ー卒業篇ー』が、2016年3月25日に全国で公開されます。
主人公「潮田渚」を演じる<山田涼介>や共演の<菅田将暉>ら前作のメンバーが総出演し、最強の殺し屋「死神」役で<二宮和也>、元3年E組担任「雪村あぐり」役で<桐谷美玲>も本格参戦。監督も、『海猿』(2004年)・『MOZU』(2015年)など多数のヒット作を手がける<羽住英一郎>が、前作に続いてメガホンをとっています。
新学期を迎え、「殺せんせー」暗殺を託された椚ヶ丘中学校3年E組の生徒たちに残された時間も残り少なくなっていました。慌ただしい学園祭が終わり、つかの間の安息が訪れたある日、それまでE組の中で息を潜めていた「茅野カエデ」(山本舞香)が、「殺せんせー」暗殺に動き出します。しかし、「カエデ」が「雪村あぐり」の妹だと知った「殺せんせー」は自らの秘められた過去を明かし、その内容に衝撃を受けたE組の生徒たちは2つに分裂してしまいます。
4月16日(土)より、「OSシネマズミント神戸」 ・ 「OSシネマズ神戸ハーバーランド」 ・ 「109シネマズHAT神戸」等の東宝系で、第24作目として『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』が公開されます。
神戸市交通局はこの映画の上映に伴い、神戸市営地下鉄沿線で【夢の神戸で大かくれんぼ ユメミースタンプラリー】を、3月16日(水)から5月29日(日)の期間で開催します。
映画の脚本はタレントの<劇団ひとり>、監督も<髙橋渉>が担当、主人公<野原しんのすけ(しんちゃん)>と、その仲間たち「カスカベ防衛隊」や、野原一家の面々が夢の世界を舞台に大活躍します。
スタンプラリーは参加費無料、地下鉄各駅でパンフレットを入手、「地域人材センター」から「新神戸駅構内」まで5か所を巡りスタンプを見つけますと、豪華賞品が当たるようです。
ダイナミックな〈競技かるた〉の魅力、等身大の高校生たちの熱き青春群像を描き、少女コミックスとして、2009年第2回マンガ大賞受賞、2010年「このマンガがすごい!オンナ編」第1位獲得、2011年第35回講談社漫画賞少女部門受賞、コミックス累計発行部数1600万部を突破(2016年3月時点)と絶大なる青春マンガの『ちはやふる』(末次由紀/講談社「BE・LOVE」連載)を原作としての実写映画化されました『ちはやふる―上の句ー』が、2016年3月19日より、後編『ー下の句ー』(2023年4月29日)の二部作連続で公開されます。
「綾瀬千早」、「真島太一」、「綿谷新」の3人は幼なじみでした。「新」に教わった〈競技かるた〉でいつも一緒に遊んでいました。そして「千早」は「新」の〈競技かるた”〉に懸ける情熱に、夢を持つということを教えてもらいます。
そんな矢先、家の事情で「新」が故郷の福井へ戻り、離れ離れになってしまいます。
「新にもう一度会いたい。会って『強くなったな』と言われたい。」との情熱を燃やします。
高校生になった「千早」は、「新」に会いたい一心で〈競技かるた部〉創部を決意、高校で再会した「太一」とともに、部員集めに奔走します。
呉服屋の娘で古典大好き少女「大江奏」、小学生時代に「千早」たちと対戦したことのある、競技かるた経験者で〈肉まんくん〉こと、「西田優征」、「太一」に次いで学年2位の秀才〈机くん〉こと、「駒野勉」を必死に勧誘、なんとか5名の部員を集め、創部に成功します。
初心者もいる弱小チームながら、全国大会を目指して練習に励み、東京都予選に臨みます。「千早」の「新」への気持ちを知りながらも、かるた部創部を応援し、部長となった「太一」でした。
出演は、「綾瀬千早」に<広瀬すず>、「真島太一」に<野村周平>、「綿谷新」に<真剣佑>、「大江奏」に<上白石萌音>、「西田優征」に<矢本悠馬>、「駒野勉」に<森永悠希>、「若宮詩暢」に<松岡茉優>ほかが出演、監督は<小泉徳宏>が務めています。
昭和の大スター<石原裕次郎>(1934年12月28日~1987年7月17日)は、神戸市須磨区で生まれています。
映画デビュー作品『太陽の季節』の公開(1956年5月17日)から今年で60周年を迎え、5月7日(土)~5月8日(日)の二日間、【第1回KOBE裕次郎映画祭】が開催されます。
上映作品は5月7日が『太陽の季節』と『愛の化石』です。『愛の化石』は、<石原プロ>作品として、裕次郎が主演(浅岡ルリ子・田宮次郎)していない唯一の映画です。
5月8日には、『狂った果実』(1956年7月12日公開)、また全篇神戸ロケの『赤い波止場』(1958年9月23日公開)が上映されます。
映画の合い間にはゲストのトークショウもあるようで、テレビコマーシャルに出ていた<宝酒造>提供の「無料Bar」や、「裕次郎の写真展」が併設されています。
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