〈少しだけ人の気持ちが見えてしまう〉という能力をそれぞれ隠し持つ高校生の男女5人が織りなす、もどかしくも切ない日々を描いています。
引っ込み思案で自分に自信が持てない高校生「大塚京」は、ヒロインではなくヒーローになりたいというクラスの人気者〈ミッキー〉こと「三木直子」が気になって仕方ないのですが、マイペースな〈パラ〉こと「黒田文」と一緒に楽しそうにしている彼女のことを遠くから見つめるだけの日々を送っていました。
「大塚京」の親友で「三木」の幼なじみでもある〈ヅカ〉こと「高崎博文」の存在を通して、卒業まで〈友だちの友だち〉として過ごすはずでした。そんなある日、内気な〈エル〉こと「宮里望愛」が学校に来なくなったことをきっかけに、5人の思いが動きだします。