25日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比488円24銭(1.39%)高の3万5527円39銭でした。米中貿易摩擦が緩和するとの期待感から
前日24日の米株式市場で主要3指数が上昇したことを好感した買いが優勢になりました。
日米財務相会談で為替に対する具体的な言及がなく円安・ドル高が進んだことも支えとなりましたが、買い一巡後は利益確定売りに押され上げ幅を縮めた。
今週に入り<トランプ米大統領>や<ベッセント米財務長官>から中国との交渉や対中関税率引き下げに前向きな発言が相次ぎ、米国が貿易政策で対中姿勢を緩和したとの見方が強まりました。
24日(日本時間25日)に米ワシントンで<ベッセント米財務長官>と会談した<加藤勝信財務相>が記者会見で「為替水準の目標や、それに対する枠組みの話は全くなかった」と述べたことから、一時
「1ドル=143円台」まで円安・ドル高が進んでいます。いずれも日本企業には好材料との受け止めから輸出株は上昇が目立ちました。
終値は3営業日続伸し、前日比666円59銭(1.90%)高の3万5705円74銭で終えています。