北欧ノルウェーの森で暮らす家族の喪失と再生をとらえ、2024年・第40回サンダンス映画祭のワールドシネマ・ドキュメンタリー部門にて審査員大賞を受賞したドキュメンタリー『ただ、愛を選ぶこと』が、2025年4月25日より公開されます。
お金で買うことのできない豊かさと自由を求め、美しい北欧の森で自給自足の暮らしを送るペイン家です。子どもたちは学校へ通わずに両親から学び、自然の恵みを浴びながら成長してきました。しかし、家族の中心だった母「マリア」が病死したことで、すべてが一変してしまいます。父と血のつながりのない長女は家を出ていき、父は実子3人とこれまで通りの暮らしを続けようとしますが、家計や教育などさまざまな問題に直面していきます。
ペイン家の母「マリア」と親交があった<シルエ・エベンスモ・ヤコブセン>監督が、一家のささやかだが勇気ある歩みを3年間にわたって記録しています。
父と4人の子どもたちが「マリア」の死と向きあい前へ進んでいく姿を、写真家だった「マリア」が遺した写真や言葉を全編に散りばめながら映しだしています。