『天国の日々』・『シン・レッド・ライン』などの<テレンス・マリック>監督が1973年に発表しました長編初監督作『バッドランズ』が、2025年3月7日より公開されます。
1950年代末にアメリカで実際に起きた連続殺人事件を題材に、無計画な犯罪を重ねる若い男女の逃避行を、鮮烈かつ詩情ゆたかな映像で描きだしています。
1959年、サウスダコタ州の小さな町。学校ではあまり目立たない15歳の少女「ホリー」は、ゴミ収集作業員の青年「キット」と出会い恋に落ちます。しかし交際を認めない「ホリー」の父親を「キット」が射殺したことから、2人は当てのない逃避行の旅に出ます。ツリーハウスで気ままに暮らしたり、金持ちの屋敷に押し入ったりと、無軌道な日々を送る2人でした。次々と人を殺していく「キット」の姿を、ただ見つめるだけの「ホリー」でしたが。
『地獄の黙示録』の<マーティン・シーン>が「キット」、『キャリー』の<シシー・スペイセク>が「ホリー」を演じています。
日本では1980年に『地獄の逃避行』のタイトルでテレビ放送され、このたび、『バッドランズ』のタイトルで劇場初公開されます。