27日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比56円59銭(0.15%)高の3万8198円96銭でした。足元の日経平均の底堅さを意識した海外短期筋などによる株価指数先物への買いが断続的に入り、日経平均を押し上げました。外国為替市場で円相場が対ドルで強含むなど好材料は乏しく、小幅ながら下げに転じる場面もありました。 26日、米半導体大手エヌビディアが発表しました2024年11月〜25年1月期決算はおおむね市場予想を上回る良好な内容でしたが、市場では想定内との見方や先行きの需要減速を懸念する声もあります。26日の時間外取引でエヌビディアの株価は一進一退となり、東京市場ではアドテストが売りに押されるなど、好感した反応は限定的でした。 26日、<トランプ米大統領>は欧州連合(EU)からの輸入品に(25%)の関税を課す方針を示しました。市場では、EUや中国などと比べて日本は狙い撃ちにされてはいませんが、外需依存型企業の業績への影響は大きく、慎重なスタンスの投資家が多そうです。 終値は、前日比113円80銭(0.30%)高の3万8256円17銭でした。