18日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比121円86銭(0.31%)高の3万9296円11銭でした。17日の欧州株式相場の上昇を引き継いだ買いが三菱重など防衛関連を中心に入りました。国内長期金利の上昇を受けて、利ざやが拡大するとの見方から銀行株も買われています。
17日の欧州株式市場で、ドイツ株価指数(DAX)は前週末比(1.26%高)で終え、最高値を更新しました。英仏の株式相場も上昇でした。欧州各国の軍備増強が進むとの思惑から防衛関連などに買いが入っています。東京市場でも三菱重のほか川重など防衛関連の一角に買いが集まりました。
日銀の追加利上げへの思惑から、18日の国内債券市場では長期金利が一時(1.39%)と2010年4月以来の高水準となりました。利ざや改善の期待から、三菱UFJなど銀行株が上昇でした。
朝方は円相場が前日夕時点に比べ円高・ドル安に振れていたこともあり、日経平均は小幅に下げる場面もありました。
終わる根は、前日比96円15銭(0.25%)高の2万9270円40銭で終えています