『小学校 それは小さな社会』@<山崎エマ>監督
12月
8日
日本の公立小学校に通う1年生と6年生の学校生活を春夏秋冬にわたって描いた日本・アメリカ・フィンランド・フランス合作製作のドキュメンタリー『小学校 それは小さな社会』が、2024年12月13日より公開されます。
4月、入学したばかりの1年生は挙手のしかたや廊下の歩きかた、掃除や給食当番など、集団生活の一員としての規律と秩序について初めて学びます。そんな1年生の手助けをするのは6年生で、子どもたちはわずか6年の間に自分が何者であるかという自覚を持ち、6年生にふさわしい行動をとるようになります。
コロナ禍で学校行事実施の有無に悩み議論を重ねる教師たち、社会生活のマナーを学ぶ1年生、経験を重ねて次章への準備を始める6年生。3学期になりますと、もうすぐ2年生になる1年生は新入生のために音楽演奏をすることになります。
イギリス人の父と日本人の母を持つドキュメンタリー監督で『甲子園:フィールド・オブ・ドリームス』の<山崎エマ>が、公立小学校で150日、のべ4000時間にわたる長期取材を実施。掃除や給食の配膳などを子どもたち自身がおこなう日本式教育「TOKKATSU(特活=特別活動)」の様子もふんだんに収めながら、さまざまな役割を担うことで集団生活における協調性を身につけていく子どもたちの姿を映しだします。
教育大国フィンランドでは4カ月のロングランヒットを記録するなど、海外からも注目を集めた作品です。