14日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。
前週末に最高値を更新した後で、主力株に利益確定売りが出ています。半面、米経済が大幅な悪化を避けられるとの期待は根強く、売りの勢いは限られています。半導体を中心にハイテク株が上昇していることも投資家心理の支えとなりました。
ダウ平均株価は前週まで5週連続で上昇し、高値警戒感があります。14日はコロンバスデーの祝日で米債券・外為市場が休場で、主要な経済指標の発表がありません。取引材料が乏しい中で、主力株には持ち高調整の売りも出やすい状況でした。
もっとも、ダウ平均の下値は堅く、米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの観測が投資家心理を支えているようです。2024年7〜9月期の決算発表が始まり、底堅い業績が示されるとの期待も主力株への買いを促しています。
ダウ平均株価は、前週末比201ドル36セント(0.47%)高の4万3065ドル22セントで終え、(10月11日)以来の最高値を更新しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比159.75ポイント(0.87%)高の1万8502.69でした。
S&P500種株価指数は、前週末比44.82ポイント (0.77%)高の5859.85で、(10月11日)の以来の最高値更新となっています。