『2度目のはなればなれ』@<オリバー・パーカー>監督
10月
8日
それぞれ2度のオスカー受賞経験を持つイギリスの名優<マイケル・ケイン>と<グレンダ・ジャクソン>が、『愛と哀しみのエリザベス』(1975年・監督:ジョセフ・ロージー)以来50年ぶりに共演し、89歳の退役軍人がノルマンディー上陸作戦70年記念式典に参加するため老人ホームを抜け出した実話を基に描いた『2度目のはなればなれ』が、2024年10月11日より公開されます。
2014年夏、イギリス、ブライトンの老人ホームで暮らす老夫婦「バーナード・バーニー」と「レネ」は、互いに寄り添いながら人生最期の日々を過ごしていました。ある日、「バーナード」はフランスのノルマンディーへ向かってひとり旅立ちますが、彼が行方不明だという警察のSNS投稿をきっかけに、世界中で大きなニュースとなってしまいます。
「バーナード」と「レネ」が離ればなれになるのは、今回が人生で2度目でした。決して離れないと誓っていた「バーナード」が「レネ」を置いて旅に出たのには、ある理由がありました。
監督は、『シンクロ・ダンディーズ!』(2018年)・『理想の結婚』(1999年)の<オリバー・パーカー>が務めています。本国イギリスでは2023年10月に公開されましたが、「レネ」役を演じた<グレンダ・ジャクソン>は同年6月15日に87歳で他界し、これが長編映画の遺作となっています。