＜藤井聡太王座＞（３１０）王座初防衛＠第７２期王座戦五番勝負第３局

３０日、将棋の＜藤井聡太王座＞（竜王、名人、王位、棋王、王将、棋聖との七冠）が京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で指されました第７２期王座戦五番勝負第３局で、挑戦者＜永瀬拓矢九段＞に後手の１５６手で大逆転勝ちし、無傷の３連勝で王座初防衛を達成しています。

戦型は３局連続の角換わり。午後５時の夕食時まで形勢は互角を保っていましたが、＜藤井聡太王座＞は先に持ち時間５時間を使い、１分将棋に突入。先手玉が安定した形になり、最後までずっと苦しい戦いが続いていました。

優勢の＜永瀬拓矢九段＞も持ち時間を使い切り１分将棋に入りましたたが、最終盤、＜藤井聡太王座＞は９八の相手玉に対して△９六香と打ち、＜永瀬拓矢九段＞の防御ミスを誘い、形勢をひっくり返しました。

昨年、王座を奪取して史上初の八冠を達成した第４局と同じ対局場で、名勝負を再現するような逆転劇で、あとは一手一手追い込み、投了させました。

１０月５、６日には４連覇を目指す竜王戦七番勝負が開幕します。連続５期の条件がある「永世竜王」への王手がかかっています。

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