ファルコン昆虫記(1138)【ショウリョウバッタモドキ】(4)
9月
30日
「トレニア」の葉の上に、バッタ目バッタ科ショウリョウバッタ属の【ショウリョウバッタモドキ】の「メス」がいました。体色が保護色の緑色ですので、見つけにくいのですが、葉が少し揺れた感じがして、目に留まりました。
体長50ミリほどでしたので、「メス」のようです。「オス」は25-30ミリしかありません。
「ショウリョウバッタ」同様の細い体つきをしていますが、脚は体に対して短く、後脚も短く跳躍力は弱いにですが、飛翔力に優れ、また細長い体を生かしてイネ科植物に擬態しています。
また、姿や分布・出現時期が「ショウリョウバッタ」に似ていますが、小型であること、頭部が斜め上でなくまっすぐ前に尖ること、背中が褐色であること、後脚が短いこと、草丈の高い湿った草原を好むことなどで区別できます。
出現時期は「ショウリョウバッタ」は6月頃ですが、それより遅く、7月下旬から11月頃です。