30日米労働省が発表されました、第1四半期(1-3月)の米雇用コスト指数(ECI)は、伸びが予想よりも加速しています。賃金上昇圧力が続き、インフレを高止まりさせていることが見られます。
米雇用コスト指数(季節調整後)は前期比「1.2%上昇」で、1年ぶりの大幅上昇となり、市場予想の(1.0%上昇)を上回っています。前四半期は(0.9%上昇)で前年同期比では(4.2%)上昇となっています。
根強いインフレ圧力を示す最近の多くの統計に続き、今回の雇用コスト指数は金融政策当局がインフレ率を目標値まで引き下げられるかどうか懸念を強めそうです。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は5月1日、政策金利を20年ぶりの高水準で維持することになりそうです。