17日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比1円円安・ドル高の「1ドル=148円10〜20銭」で取引を終えています。この日の円の高値は「1ドル=147円68銭」でした。安値は「1ドル=148円52銭」でした。
17日発表の2023年12月の米小売売上高が市場予想以上を上回りました。米長期金利が上昇して日米の金利差が拡大したことが円売りに流れています。
小売売上高は前月比(0.6%増)と、市場予想(0.4%増)以上に伸びています。ネット通販や衣料品の増加が目立ち、米個人消費の堅調さを示したと受け止められ、早期の米利下げ観測が後退しています。
米長期金利は価格が安くなる前日比(0.06%)高く(4.12%)と約1カ月ぶりの水準に上昇する場面がありました。金融政策の影響を受けやすい2年債利回りは一時、前日比(0.15%)高い(4.37%)に上昇、日米金利差の拡大を受けて円が売られています。