『蟻の王』@<ジャンニ・アメリオ>監督
11月
5日
1960年代の年代のイタリア。ポー川南部の街ピアチェンツァに住む詩人・劇作家で蟻の生態研究者でもある「アルド・ブライバンティ」は、教え子の青年「エットレ」と恋に落ち、ローマで一緒に暮らしはじめます。
しかし2人は「エットレ」の家族によって引き離され、「アルド」は教唆罪で逮捕されてしまいます。「エットレ」は同性愛の「治療」と称した電気ショックを受けるため矯正施設へ送られてしまいます。世間の好奇の目にさらされる中で裁判が始まり、新聞記者「エンニオ」は熱心に取材を重ね、不寛容な社会に一石を投じようとします。
『輝ける青春』の<ルイジ・ロ・カーショ>が「アルド」役で主演を務め、「エットレ」役には本作が映画デビューとなる新星<レオナルド・マルテーゼ>が抜てきされ、「エンニオ」に<エリオ・ジェルマーノ>が演じています。
2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品です。