日経平均株価(7月26日)@終値2万7655円21銭
7月
26日
世界景気の減速懸念から運用リスクを回避する売りが先行しました。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを26~27日に控えて持ち高を一方向に傾けにくく、下げ幅は限定的でした。
中国・上海のロックダウン(都市封鎖)やウクライナ危機に伴う物価上昇で世界的な景気減速への警戒が強まっています。内閣府は25日、2022年度の実質成長率見通しを、従来見通しは(3.2%)でしたが(2.0%)へ大幅に引き下げました。上海のロックダウンや物価高はこれから発表が本格化する国内の企業決算への影響も懸念されています。
国内で新型コロナウイルスの感染が急拡大していることや、25日に国内・東京都で初めてウイルス感染症「サル痘」の感染者が確認されたことも嫌気されていますが、下げ幅を一時160円まで広げた「2万7538円39銭」の安値以降は次第に値を上げています。
終値は、前日比44円04銭(0.16%)安の2万7655円21銭で取引を終えています。