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- 今年の読書(8)『稼ぎ屋稼業』南英男(実業之日本社文庫)
著者<南英男>の作品としては、刑事を主人公とした作品を多く読んできていますが、本書『稼ぎ屋稼業』は、38歳にして着ぐるみ役者の「成瀬和樹」と72歳のゴーストライター「磯村暁」のふたりが織りなす裏稼業のクライムサスペンスとして、2002年7月に刊行され、2021年12月15日に本書の文庫本として発売されています。
元スタントマンでけがのため着ぐるみ役者をしている「成瀬」は、怪獣映画の撮影で監督と喧嘩し降板、恋人「響子」にも見放されます。同じくゴーストライターの「磯村」もトラブルで仕事を干されていました。
そんな失意の二人に便利屋の元刑事の「片岡」が、デリヘルをしていた娘「麻美」の盗撮動画を取り返してほしいという会社社長「矢吹」からの探偵仕事を持ちかけられます。
「矢吹」は、娘の盗撮動画をネタに恐喝を受けているということで、脅迫者の特定と動画データの回収を依頼され、「成瀬」と「磯村」は調査を始めますが、思わぬトラブルがふたりを巻き込んでいきます。
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