女子テニスのツアーを統括するWTAの<スティーブ・サイモン>最高経営責任者(CEO)は18日、ダブルス元世界ランク1位の<彭帥(ポン・シューアイ)>(中国)への対処に問題があった場合、中国でのトーナメント開催から撤退する用意があると警告しています。
<彭帥>は中国交流サイトの微博(ウェイボ)で2日、中国共産党の幹部だった<張高麗>元副首相から性行為を強要され、合意の上で不倫関係を持ったと暴露。その投稿は約30分後には削除されましたが、投稿のスクリーンショットがインターネット上で拡散し、大きな話題となりました。
この投稿以降、<彭帥>は消息不明となっており、その身を案じる声が世界中で高まっています。テニスの<ノバク・ジョコビッチ>や<大坂なおみ>、<セリーナ・ウィリアムズ>なども安否を心配するコメントを出しています。
<サイモン>氏は「われわれは喜んでビジネスを撤退させ、それに伴う全ての複雑な問題に対処したい。これは間違いなく、ビジネスよりも大きな問題だからだ。女性はリスペクトされるべきであり、抑圧されるべきではない」と問題解決を求める明確な姿勢を打ち出しています。
中国国営中央テレビ(CCTV)の英語放送、中国国際テレビ(CGTN)は、彭が身の安全や、不倫強要の主張は虚偽だったと示すためにWTAに送ったとするメールをツイッターで公開しましたが、<サイモン>氏は17日、文面からそのメールの信ぴょう性に懐疑的な見解を述べていました。
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