『アンダーグラウンド』<エミール・クストリッツァ>監督@NHK BSプレミアム
8月
26日
『アンダーグラウンド』は、1995年・第45回カンヌ国際映画祭で1985年の『パパは、出張中!』に続き2度目となるパルムドールを受賞した<エミール・クストリッツァ>の代表作です。
1941年、ナチスドイツがユーゴスラビアに侵攻。ベオグラードに住む武器商人で共産党員の「マルコ」は祖父の屋敷の地下に親友の「クロ」や避難民たちを匿い、そこで武器を作らせて生活、巨万の富を築きます。
やがて戦争は終結しますが、「マルコ」は避難民たちにそのことを知らせず閉じ込め続け、人々の地下生活は50年もの間続いていきます。悲劇の歴史を、重厚な映像美とユーモアでエネルギッシュに描いた作品です