「映画検閲」修正法案法@香港政府
8月
25日
政府は声明の中で、新たな「映画検閲」修正法案は規制の枠組みの向上に寄与し、「国家の安全を守る義務をより効果的に履行する体制を整える」ものだとしています。
<邱騰華(エドワード・ヤウ)>商務・経済発展局長は記者団に対し「主に参考になるのは国家安全維持法だ」と説明しています。「例えば、国家の安全に危害を加え得る行為を支持、支援、美化、奨励、扇動する可能性がある行為など」と語っています。
政府ナンバー2の政務長官には「国家安全保障上の利益に反する」と判断された映画のライセンスを取り消す権限が付与され、法案は来週、立法会に提出される見込みで、違反者には、禁錮3年の刑や罰金100万香港ドル(約1千408万円)の刑が言い渡される可能性が出ています。
7月のカンヌ国際映画祭では、香港の2019年の抗議デモを題材にしたドキュメンタリー映画『時代の革命(Revolution of Our Times)』が、一日前の告示で7月16日にサプライズ上映されましたが、<周冠威(キウィ・チョウ)>監督(42)は、検閲基準の導入が6月に発表されたため、香港で上映する計画はないようです。