日経平均株価(8月6日)@終値2万7820円04銭
8月
6日
前日の米国株高や、国内企業の決算を手掛かりにした個別銘柄の物色が支えとなりました。上げ幅は一時100円を超えましたが、新型コロナウイルスの感染状況の悪化は重荷で、日経平均は下げる場面もありました。
発表が本格化している4~6月期決算では、市場予想を上回る内容や通期業績の上方修正が相次いでいますが、通期計画に対する進捗率の高さなどから、決算は全体として堅調な印象があり、好決算銘柄の物色が相場を支えています。
前日の米株式相場が上昇したものの上値は重く、東京都では5日に確認された新型コロナの新規感染者は初めて5000人を超え、全国でも過去最多を更新しています。「まん延防止等重点措置」の適用対象県も拡大されることになり、経済活動の本格的な再開がさらに遅れるとの見方が懸念されています。
また、日本時間の6日夜に7月の米雇用統計の公表を控えているほか、3連休を前にした買い手控えもあり、上値を押さえました。